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網走で獲れる海産物を調理し。まちの食文化を伝えようという体験プログラムが企画4されされています。
網走の食文化、プロが直伝 観光協会が体験プログラム 仕入れや調理など 25年1月にもスタート
網走市観光協会は、観光客が地元の飲食店や水産加工業者の仕事を通じて、まちの食文化に理解を深めてもらう体験型観光コンテンツ「プロスクプログラム」の商品化を進めている。
オホーツクならではの職人技に触れてリピーターになってもらうとともに、体験者の口コミを通じて集客につなげる狙い。国内外で人気が高い流氷観光シーズンに合わせ、来年1月下旬の販売開始を目指す。
プログラムは本年度、地域の観光資源を生かした誘客・情報発信を支援する観光庁の「地域観光新発見事業」に採択された。これを受け、観光協会は商品化に向けて本格始動した。
参加者はプロ直伝の料理を体験するだけでなく、食材の見分け方や仕入れ、季節に応じた調理の工夫など、職人の一日を追体験する。料金は食材費込みで1万5千~2万5千円を見込む。
プログラムの方向性が固まったことから、観光協会は今月下旬、市民モニターによる実証調査を実施。参加する5事業者の一つで、飲食店「おっ!伝」(市南5西2)では23日、店主の石黒雅道さん(58)が4人のモニターに職人技を披露するとともに、調理方法などを手ほどきした。
石黒さんは仕入れたばかりのホタテやホッキなどを素早くさばく方法を披露。網走の食材の特徴をはじめ、食の歴史や捕鯨文化などを自身の経験を交えた軽快なトークで紹介した。参加した市内の自然ガイド太田由美さん(48)は「プロの技を間近で見た上で、まねできる機会はない。話も面白く、季節が変わったらその旬の魚の話を聞きたい」と話した。
プログラムを主導する観光協会の伊藤元博マネジャーは「網走とのつながりを深く感じてもらい、再訪や旅行後の通販などによる消費につながれば」と話している。
(参考:北海道新聞 有料記事)
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