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なまらあちこち北海道|札幌在住18歳、阿部凛さんがオフィスキューから芸能活動本格化・札幌

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オフィスキューと言えば、大泉洋さんたちのグループ、「チームナックス」ですよね。
今度そこに入った「阿部凛」さんの活動が注目を集めています。

あなたはご存知ですか?

札幌在住18歳・阿部凜さんが芸能活動本格化

 札幌在住の18歳、阿部凜さんが注目を集めています。3月に札幌の高校を卒業したのを機に、ラジオ番組やコマーシャルへの出演など本格的な活動を始め、札幌市の統一地方選啓発動画(4月9日まで公開)にも登場しています。
 人気演劇ユニット「チームナックス」らが所属する札幌の芸能事務所「クリエイティブオフィスキュー」の期待の新人アーティストで、今後は俳優やタレントなどに意欲を燃やし、「幅広い分野で北海道のエンターテインメントを盛り上げ、全国に発信できる存在になりたい」と話します。
 この春、地元でさらなる活躍を期す阿部さんに、今後の夢や意気込みを聞きました。(文化部 中村公美)
「子供のころから表現することが好き。多彩な分野に挑戦したい」と話す阿部さん=写真はすべて畠中直樹撮影

「子供のころから表現することが好き。多彩な分野に挑戦したい」と話す阿部さん

 阿部さんは2004年5月、札幌で生まれました。小学生のころからピアノや絵画を習っていたこともあり、「何かを表現する仕事につきたい」と、エンターテインメントの仕事を目指すようになったそうです。
 高校1年の時、コロナ禍で自宅学習が続く中、将来のことを考える課題が出されたことで「夢に向かって踏みだそう」と決意、行動に移し始めました。
 全国各地で製作されている写真集型フリーペーパー「札幌美少女図鑑」のモデルをしたり、短編映画や音楽番組、地元のテレビドラマなどにも少しずつ出演するようになりました。
 本格的に芸能活動に入るきっかけとなったのは、オフィスキューが2022年、創業30周年を機にタレントらを大々的に募集した「CUE人(きゅうじん)プロジェクト」を知ったことです。
 「札幌育ちの私にとって、憧れのアーティストが多く所属する事務所。しかも社訓が『マルチであれ』で、お芝居、音楽、映像、リポーターと挑戦したいことがたくさんある私にぴったり」と、12月に行われたオーディションに挑戦。同社は応募総数を発表していませんが、アーティストとしては阿部さんが唯一の合格者でした。
 担当者によると、「幅広い分野に関心を持ち、自分の思いをしっかり表現できる」ことが決め手となったそう。阿部さんは「オフィスキューの先輩の活躍は道民としても誇り。私は北海道が大好きなので本当に幸せ」と振り返ります。
 「合格を知らせると、『良かったね』とねぎらってくれた父の目に涙が浮かんでいたことが忘れられません。友人の応援も心強かったです」
高校時代は「札幌美少女図鑑」モデルなどで活躍

高校時代は「札幌美少女図鑑」モデルなどで活躍

 オフィスキューに加入した2022年12月からは、北海道産牛乳・乳製品の需要拡大をPRする「ミルクランド北海道」のCMに出演(現在は放送終了、動画サイトYouTubeで公開中)。
 今年4月からは、事務所の先輩であるお笑いコンビ「オクラホマ」らとともに、HBCラジオ「オクラホマの日曜スピリッツ」(毎週日曜、午後7時~)にもレギュラー出演しています。初回の収録を終えた阿部さんは「初めてのラジオ番組で緊張しましたが、オクラホマの二人が優しくフォローしてくれて乗り切れました。幅広い年代に楽しんでもらえる内容で、わくわくするような企画もたくさん用意されていますので、多くの人に聞いてもらいたい」と話しています。
 「とても印象に残った」と話すのが、4月9日投開票の第20回統一地方選に向けて札幌市が制作した啓発動画への出演です。阿部さんが選挙権を得た初の選挙は昨年7月の参院選。「選挙権をもらった大人として、自分の未来のために自分で情報を集めて、選択することの大切さと大変さを実感しました」と振り返ります。
 今回の啓発動画では、そうした思いを込めて有権者の一人を演じたそう。「将来の仕事や生活、人間関係など自分の意志で選択しなくてはならないことは多いですが、選挙も人生の中での選択の一つ。自分の未来のために選択することの重要性を、若者世代に伝えることができればと思っています」
「統一地方選の啓発動画を通じ、選択の大切さを伝えたい」と真剣な表情を見せる

「統一地方選の啓発動画を通じ、選択の大切さを伝えたい」と真剣な表情を見せる

 透き通るような白い肌に、長いまつげに縁取られた大きな瞳と、少女漫画のヒロインのような印象の阿部さんですが、高校時代は友人を『変顔』で笑わせるのが得意で、周囲にはいつも笑いがあふれていたそう。動画投稿アプリTikTok(ティックトック)でお笑い芸人のネタを取り上げるなど、おちゃめな一面も魅力です。
 この日、身に着けていたニットのカーディガンは、自身が時間をかけて中古品店で探した古着。「値段が手頃で、気に入ったデザインのものを時間をかけて選ぶようにしています。最近は自分が着たいものより、似合うかどうかを重視するようになりました」と話します。洋服選びはいつも一人で。理由は「決めるまで悩みまくるので、だれかにつきあってもらうのは気が引ける」からだそう。
この日は自身が選んだ古着などでコーディネート。メークも薄化粧を心がけ、自分でする

この日は自身が選んだ古着などでコーディネート。メークも薄化粧を心がけ、自分でする

 「外に出るより家でのんびりするのが好き」と言う阿部さんですが、大好きな映画を見たり、その日にあったことを家族に話し続けることが気分転換になっていると言います。
 最近はダンスも始めたそう。「表現の幅を増やすためにも、今までやっていなかったことにも挑戦したい。北海道の素晴らしさを多くの人に伝え、エンターテインメントを盛り上げていくためにも、周囲からのアドバイスを吸収し、成長していきたいと思っています」
「北海道の自然や人が好き。魅力を広く伝えたい」と話す

「北海道の自然や人が好き。魅力を広く伝えたい」と話す.

(参考:北海道新聞ニュースレター)

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