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パリオリンピックの女子やり投げで金メダルを獲った北口榛花選手は前日の祝賀パレードを終えたばかりの翌日、旭川で地域の子ども達に陸上教室を開きました。
北口榛花 出身地で子どもたちに陸上教室
「スポーツの日」の14日、パリオリンピック陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手が出身地の北海道旭川市で開かれた陸上教室で、地元の子どもたちに遠くに投げるコツなどを教えました。
この陸上教室は小学生から高校生までを対象にそれぞれ開催され、このうち小学生は80人が参加しました。
はじめに北口選手がやり投げに似た競技「ジャベリックスロー」で投てきのお手本を見せると、子どもたちからは大きな歓声が上がっていました。
そして、北口選手から遠くへ投げるコツとして、遠くをめがけて上に向けて投げることや、利き手とは反対の手を投げたい方向にかざすことなどを教わると、子どもたちは実際に投げる練習を行いました。
質疑応答の時間で、子どもたちから「試合のときは何を考えていますか」と聞かれた北口選手は「練習では投げ方の反省などたくさん考えますが、試合のときには考え込まないよう意識して投げています」と答えていました。
小学4年の女の子は「とても楽しかったです。また金メダルを取って旭川に帰ってきてほしい」と話していました。
北口選手は「子どもたちから元気をもらい、もっと頑張りたいと思える一日になりました。いい結果を残してまた旭川に戻ってきて子どもたちに再会できるとうれしいです」と話していました。
市民栄誉賞と凱旋パレード
北口選手はその前日、旭川市役所での報告会で市長と面会したあと、市役所前の特設ステージで行われたセレモニーで市民栄誉賞を授与され、地元の人たちの前であいさつしました。
北口選手が「たくさんの方々に集まっていただき幸せです。金メダルをとって帰ってこれたのは皆さんの応援があったからこそだと思います。今回の金メダルは家族、トレーナー、栄養士などたくさんの方が現地でも日本でもサポートしてくれたおかげでとれているので皆さんも“チーム北口”の全部を応援してくれるとうれしいです」と話すと拍手がおくられました。
このあと北口選手は車に乗り込み、出身高校の生徒たちに先導されながら、旭川市中心部のおよそ900メートルの区間を30分ほどかけてパレードしました。
今回のパレードでは、北口選手が「自分ひとりでは金メダルは取れなかった」としてトレーナー2人と管理栄養士にもパレードの車に乗ってもらい、北口選手は支えてくれたメンバーと一緒に特別な時間を楽しんでいました。
そして、北口選手は満面の笑顔を見せながら、大勢の人に手を振るなどしてパリオリンピックで金メダルを獲得した喜びを分かち合っていました。
(参考:NHK北海道ニュース)
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