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雪解け水を使って、うなぎを養殖し、地元の産業にしようという美唄市の試みがようやく形になりました。いよいよ「雪うなぎ」としてうな重が販売されます。
くせなし「雪うなぎ」試食 雪解け水とサーバー排熱で養殖 美唄市後押し
雪解け水とコンピューターサーバーの排熱を使って養殖されたニホンウナギの試食会が11日、札幌のうなぎ専門店「かど屋」で開かれた。雪の冷たさでサーバーを冷やす事業を展開するホワイトデータセンター(美唄)がウナギを養殖。同社の伊地知晋一社長のほか美唄市の桜井恒市長ら17人が、「雪うなぎ」と名付けられた逸品を堪能した。
同社はサーバーの排熱によって雪解け水を25~28度に調整して養殖に利用。1月から養殖を始めたニホンウナギの稚魚を1匹当たり200グラムほどにまで育てた。試食会には、データセンターに隣接する施設内のいけすで育てた雪うなぎ24匹を持ち込んだ。
桜井市長は「くせもなくおいしい。北海道と美唄市の観光資源としてうなぎ文化を広げるため市としても後押したい」。伊地知社長は現在4千匹の養殖規模を2倍ほどに拡大したい考えを示した。
雪うなぎは16日に一般向けに出荷を始める。同店のほか、数店に出荷する予定。1カ月で千匹ほどを見込んでいる。17~19日には、かど屋で雪うなぎを使用したうな重(2200円)の販売が一日限定30食で行われる。
(参考:北海道新聞 会員限定記事)
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