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昨年開業した「ココススキノ」の人出が順調のようです。総支配人は胸をはって報告しています。
札幌・ココノススキノ開業1周年 来館者1100万人は想定の1.4倍 好調の要因は?
「全ての時間帯、全ての顧客層で想定以上のお客さまに来ていただけた」。21日に同施設で開かれた開業1周年の記者会見で、志村敦史総支配人は胸を張った。
昨年11月に開業した同施設は、地上18階、地下2階建てで、札幌市営地下鉄すすきの駅に直結。商業店舗は地下2階~4階、5~7階には大型映画館、7~18階はホテルが入る。開業当初は年間800万人の来場を見込んだ。
「昼も眠らない街ススキノ」をテーマに、商業フロアには日用品や雑貨店、カフェ、フードコートを備え、午前中から夕方に訪れる高齢者や親子連れ、学生などの新たな客層を掘り起こした。バーやレストラン、ホテルなどでは、仕事帰りのサラリーマンやススキノを訪れる訪日観光客ら、既存の人の流れも取り込んだ。
地下2階で営業する食品スーパーダイイチ(帯広)すすきの店は、観光客や周辺で働く人の需要を取り込み、売り上げは好調。大規模な売り場を設けた総菜の販売が全体をけん引した。梅田圭佑店長は「真駒内の花火大会時に客数が急増するなど、想像以上に商圏が広い」と手応えを語る。
テナントは現在78店が営業中。残る7区画を来年中に埋めるため、準備を進める。志村総支配人は「来場者数の目標は達成したが、売り上げがやや弱い。札幌駅前の再開発ビル完成までにより多くの顧客をつかみたい」として、2年目は来館者数の上積みと消費拡大を目指す。新規開業の話題性が徐々に薄れていく中、稼ぐ力を高められるかが今後のカギとなりそうだ。
(参考:北海道新聞 デジタル版)
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