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なまらあちこち北海道|体育授業に映像分析導入・北海道公立高校初

スポーツ

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スポーツでの活躍を望む選手は自分のフォームや一連の動作の流れがどうなっているか知りたいものです。そんな要求に応えるシステムが公立学校にも導入されました。

【北海道公立高校初】 体育授業に映像分析ツールを全面導入

「ICTを活用してスポーツを科学的に捉える」取り組みを進める

「スポーツは考える力を育む」をコンセプトに、アプリケーション開発でスポーツ×教育の支援を行う株式会社SPLYZA(所在地:静岡県浜松市、)は、公立高校初の事例として、北海道苫小牧東高等学校(所在地:苫小牧市)の体育の授業全面に、学生スポーツ向け映像分析ツール「SPLYZA Teams」とAIによるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」を導入しました。
GIGAスクール構想によるタブレットの活用促進と、「体育」で科学的な分析やフィードバックを主体的・対話的に行うことで、集団として技能の向上をめざすことができます。

【導入背景】

2019年12月、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」が実現されたことにより、小中学校では96%高校では86%(令和3年7月時点)が「全学年」または「一部の学年」で端末の利用を開始しています。

ICT普及に伴い、学校生活の様々な場面でICTが活用されるようになりました。

例えば、クラウド型の学習支援ツールや、オンライン授業用のWEB会議ツールが導入されています。

苫小牧東高校でも、1.2年生は全員がタブレットを所持しています。しかし、実際は積極的には活用が進んでいない状況です。

その中で、苫小牧市は「スポーツ都市」ということもあり、まずは体育教科においてSPLYZA TeamsとSPLYZA Motionを導入し、「ICTを活用してスポーツを科学的に捉える」という取り組みを進めます。

【体育教科における映像分析ツールが与えた変化】

今までは、運動が得意な生徒が中心の授業になりがちでしたが、SPLYZA TeamsやSPLYZA Motionを活用することによって、運動が苦手な生徒でも活躍ができるような体育の授業が作れるように変化が見られるよになってきました。

特に、 SPLYZA Teamsの映像上に描き込まれた図形や字幕で発言している子はが、必ずしも運動が得意な生徒ではないようです。実技だけでは、”得意な子が表現する”というイメージが強いからか、苦手な子が発言する機会は少なかったのですが、映像を活用することで運動が苦手でも分析力や観察力がある子は、積極的に発言している場面が多く見られるようになりました。

【担当教員のコメント】

体育科教諭 田中渓也さん

体育にICTを活用することで、体育を通して教科横断的な学習に繋げていきたいと考えています。

科学的な分析やフィードバックを主体的・対話的に行わせることで、集団として技能の向上に加えて、「スポーツを科学的に捉える」という視点を生徒に与えることで、分析の過程から理科や数学の学習に対する興味関心やそれらを他に活用しようと工夫して行動することに期待します。

また、新学習指導要領の実施に伴い体育の評価指標についても変化があり、「する」だけでなく「見る・知る・支える」が加わりました。

従来は、実技以外の評価に関しては行動観察やワークシート等を通して実施してきましたが、今年度からは評価項目「思考・判断・表現」の中にSPLYZA Teamsの利用を指標として設定しました。

行動観察やワークシートでは実現できなかった実際の映像とのリンクが可能になり、生徒の思考・表現の可視化だけでなく、教員側も振り返りが行いやすくなります。

今後は、北海道の教育方法を苫小牧東高校がモデルとなって変えていきたいと考えています。

具体的にはスポーツ×ICTを推進することによって、学んだことを運動に活かす・運動から学習に活かすというサイクルを作り出し、文武両道様々な方面から結果を出せるようにしていきたいと思います。

教育現場も科学的になったものです。

(参考:PR TIMES)

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