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なまらあちこち北海道|列車の待ち時間に、駅ナカでちょっといっぱい。

グルメ

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駅ナカで列車の待ち時間や仕事帰りなどに楽しめるスタンディングバーが盛況だ。2023年9月からJR札幌駅構内に期間限定で開設された樽生ビールが飲めるバーは行列ができる人気店となり、常設店舗化が決定しました。

列車の待ち時間に「駅ナカで一杯いかが?」 入場券で入る客の姿も


「注ぎ方も工夫し、こだわりの一杯を提供したい」と話す近野さん

 札幌駅改札を入ってすぐの一角にある「ビアスタンドSORACHI(ソラチ)」。ビール銘柄「サッポロ SORACHI 1984」に特化したバーで、カウンターのみ10席の店内では、1人でゆったりと過ごす人や、仕事帰りに同僚と立ち寄る人らが、駅ナカとは思えない落ち着いた雰囲気を楽しんでいた。

 当初は今年3月までの営業を想定していたが、オープンから1年半足らずで累計6万5000人が訪れ、常設店舗として営業を続けることが決まった。国内外の観光客のほか、仕事帰りに週5回のペースで通う常連客もいるという。

 同店のプロデューサー兼店長を務めるジェイアール東日本企画の近野恵佑さん(37)は「北海道はサッポロクラシックのイメージが強いが、上富良野町生まれのホップを使ったこのビールはまだ知られておらず、ストーリーも含めて伝える場所にしたかった」と語る。

 同店では、気温によってビールにかけるガスの圧力を変えてきめ細かい泡を出すなど、質の高い一杯を提供することにこだわる。「ここのビールはおいしい」という口コミが広がり、駅の入場券を購入して訪れる人もいるという。

 観光滞在中に2日連続で同店を利用したという東京都日野市の会社員(42)は「帰り際の最後の一杯にぴったり。昨年は行列で入れなかったが、今年は来店できてよかった」と満足げだった。


小樽駅の雰囲気を感じながらワインを楽しめる小樽駅の
「ワインテイスティングバー@小樽」

 

 JR小樽駅でも今月28日までの限定イベントとして、4番ホーム直結のイベントスペースで「ワインテイスティングバー@小樽」が開催されている。後志地方産のブドウを使った様々なワイナリーの12種類が並び、窓からは小樽の町並みやレトロな駅改札口を眺めることができる。

 1杯(35ミリ・リットル)から楽しめるが、3杯の飲み比べセットが人気で、お気に入りのワインを見つけて、併設の物販コーナーでボトルワインを購入する客もいるという。担当したJR北海道開発事業本部の高林徹さん(37)は「列車の待ち時間などに気軽に立ち寄ってほしいと思い企画した。地元のワインのPRにも一役買えれば」と期待を込める。

ビアスタンドSORACHI

 営業時間は、平日が午後1時半から、土曜祝日は午前11時半からいずれも午後9時45分まで。日曜が午前11時半~午後9時15分。「サッポロ SORACHI 1984」は1杯(500ミリ・リットル)で税込み950円。

 ワインテイスティングバー@小樽 営業時間は午前11時~午後8時。1杯(35ミリ・リットル)で税込み600円。3杯の飲み比べセットは同1500円。

(参考:読売新聞オンライン)

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