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なまらあちこち北海道|東野有紗、女子ダブルスで新たなペア.スポーツ栄誉賞も

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「ワタガシ」ペアの愛称で、パリ五輪混合ダブルス銅メダルの東野有紗(BIPROGY、岩見沢美園小出)が、桜本絢子(ヨネックス)とペアを組んで初めての試合に挑み、初戦の2回戦と3回戦をともに2―0で勝利し、9日の4回戦に進出した。

東野有紗、女子ダブルスで新たなペア バドミントン全日本社会人

初戦の2回戦で強打を放つ東野(右)=福田講平撮影
初戦の2回戦で強打を放つ東野(右)
 バドミントンの全日本社会人選手権第2日は8日、鳥取市民体育館などで男女ダブルスの1~3回戦が行われた。女子ダブルスは、パリ五輪混合ダブルス銅メダルの東野有紗(BIPROGY、岩見沢美園小出)が、桜本絢子(ヨネックス)とペアを組んで初めての試合に挑み、初戦の2回戦と3回戦をともに2―0で勝利し、9日の4回戦に進出した。
 東野は混合ダブルスで渡辺勇大(BIPROGY)とのペアを先月限りで解消。今後は女子ダブルスで4年後のロサンゼルス五輪を目指す。先月、所属先コーチの五十嵐優さんとの結婚を発表。五十嵐姓で試合に出るつもりだったが、登録が間に合わず、今回は東野姓で出場した。次戦からは五十嵐姓で出場する予定。

急造ペアでも相性良く 「新しい挑戦にわくわく」

 女子ダブルスへの転向と結婚。公私ともに心機一転して臨んだ東野は、桜本と息の合ったプレーを披露し、初戦を飾った。
 「コンビネーションがすごく合っていた」。試合後、東野は終始笑顔だった。急造ペアとは思えない、相性の良さがうかがえた。
 2回戦で千葉のペアを21-6、21-4で下すと、3回戦も島根のペアに21-14、21-6で快勝した。後ろから桜本が強烈なスマッシュを放てば、東野はネット際で巧みなショットを繰り出す。試合をこなすごとに、より歯車がかみ合っていった。
 ペアを組んだきっかけは、桜本からのアプローチだった。女子ダブルスで今年の全英オープン4強、昨年の全日本総合選手権で優勝している実力者だ。パリ五輪出場を逃したものの、現役続行を目指し、以前から仲の良かった東野に声をかけた。
 所属先が異なるだけでなく、混合ダブルスで渡辺との最後の試合となった先月のジャパン・オープン終了後わずか10日しか一緒に練習する機会はなかった。ただ、桜本は左利きで、167センチの長身を生かしたスマッシュが得意。渡辺と特徴が似ていることもスムーズな連係の一因になっているようだ。
 28歳の東野は「この年になって種目を変えるのはすごく覚悟が必要だとわかっていた」と打ち明ける。だが「新しい挑戦に自分自身わくわくしている。あと4年間、死ぬ気で頑張りたい」と決意を口にする。3度目の五輪へ、新たな挑戦が始まった。
(参考:北海道新聞 朝のホットライン)

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