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校舎にかける垂れ幕に、「ドイツ・デュッセルドルフ そば職人2名」と進路を掲げている高校があります。それは以前にも紹介した幌加内高校です。
「ドイツ そば職人2名」 北海道の高校、卒業生の〝進路〟幕に反響

幌加内高校の卒業生の進路を伝える垂れ幕には……。
「デュッセルドルフでお待ちしております」
「どーん」という言葉と共に、在校生の進学先、就職先の垂れ幕の写真をXに投稿したのは、北海道幌加内(ほろかない)高校の公式アカウント「幌加内高校ですが何か」(@horokooo)。
生徒の進路として「法政大学1名」「龍谷大学1名」と共に「ドイツ・デュッセルドルフ そば職人2名」の横断幕が掲げられています。
投稿には8万件以上の「いいね」がつき、「そば職人かっこよすぎる」「ドイツでそば職人になれる高校ってめっちゃ凄いな…」「デュッセルドルフでお待ちしております」といったコメントが並んでいます。
特産品は「そば」の幌加内町
生徒数を増やそうと、同校では2020年度から「地域みらい留学」という仕組みを使い、道外の生徒も積極的に募集。地域みらい留学は、生徒自身の興味をベースに、住んでいる都道府県外の高校への進学を斡旋するプログラムです。
それと同時に、学校の特徴を発信するため、現在のX担当者が主導してSNSの活用を始めました。ユーモラスな投稿が人気となり、現在のフォロワーは1万人以上になりました。
アカウントでは、同校の生徒たちや学校の様子を伝えると同時に、同町の魅力発信の役割も果たしています。
全員履修の科目に「そば」
そもそも同校では、同町の特産品がそばであることから、全員が履修する科目に「そば」があります。授業では、そばの栽培管理、加工、製造、調理、販売、店舗運営などを学ぶことができます。
ヨーロッパ就職の高校生…「少ないチケット」
一人は岐阜出身で、元々海外での就職に興味があったという生徒。そば庵からのオファーがあることが伝えられた際、生徒は身を乗り出して「めっちゃ興味あります」と意欲をみせ、念願叶っての就職だといいます。もう一人は道内出身者で、自ら手挙げがあったそう。
X担当者は、「そもそも卒業してすぐにヨーロッパで就職する高校生は、かなり少ない。その少ないチケットをうまく使えるかどうかは、生徒たち次第です」とエールを送ります。
(参考:withnews)
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