なまらあちこち美情報|二重まぶた

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6歳で二重手術

マスク生活が続く中、このタイミングで美容整形を受ける人が増加しているとたびたび話題になっています。しかも、その低年齢化が進んでいるとのこと。早ければ小学校低学年のうちに手術を受ける子もいるそうです。

「当クリニックでは、未成年の来院は5〜6年くらい前から少しずつ増え始めてきました。コロナ禍の2020年以降は特に増え、小・中学生が毎月平均10人は来院します。ほとんどが女子ですね」と語るのは、東京形成美容外科の弓削田浩主院長です。

コロナ禍で小・中学生の来院が増加した理由は、臨時休校やマスク着用で手術後のダウンタイム(腫れや内出血が回復するまでの期間)が隠せることに加え、在宅時間が長くなり親子のコミュニケーションの機会が増えたことも一因ということです。

親子の会話が増えて子どもが容姿の悩みを打ち明けるようになり、「それなら整形しちゃえば」と母親が連れてくるケースもあるのだそうです。

友だちに指摘されて悩んでいる子が多い

子どもの容姿の悩みは、ほくろと目が多いとのことです。

「友だちに指摘されて深刻に悩んでいる子が多い。たとえば鼻の近くのほくろを『鼻クソ付いているぞ』と言われた、一重で『目つきが悪い』と言われた、SNSの裏アカウントで顔写真を公開されて『こんな顔に生まれたら嫌だよね』と悪口を言われたという子もいます」と弓削田院長は語ります。

「顔以外では、ムダ毛の悩みやわきがの悩みもあります。ある女子中学生は、同級生にわきがを指摘されて不登校に。やはり親御さんが在宅になったことで悩みを打ち明けたそうです。手術を受けたら人が変わったように自信がついて学校に行けるようになったと聞きました」

子どもの美容整形の増加はSNSの影響が大きいようです。YouTubeやTikTokで顔出しして手術を受けたことをオープンに語るだけでなく、手術直後の腫れて痛々しい様子から回復するまでを詳細にレポートする動画も多く、心理的なハードルを下げる役割を果たしています。

累計55万ダウンロード以上(2021年9月)を誇る美容医療・整形の口コミ・予約アプリ「トリビュー」のユーザーの年齢分布は、20代が62%を占めるが、10代も12%と、30代(19%)に迫る勢いです。

学校で友だちが手術を受けたことが口コミで広がって、クリニックを紹介し合って手術を受けるケースもあると聞きました。小・中・高校生を当て込み、脱毛や二重手術の学割サービスを設けている美容外科クリニックも少なくないといいます。

リクルート ホットペッパービューティアカデミーが調査したところ、15〜19歳(600人)で「ここ1年間で美容外科を利用した」と回答した人は2021年下期で9.0%。2019年下期の9.0%と同ポイントですが、2020年下期には9.5%にわずかとはいえ上がっています。

「美容」と「医療」の線引き難しい

開業医が組織している日本美容外科学会(JSAS)に、美容外科の低年齢化について学会での特別な指導やガイドラインを設けているのか質問したところ、次のような回答がありました。

「通常の医療における手術同様、未成年者は保護者の同意書が必要です。それ以外に学会として特に小・中学生に対する応対などの指針は出していません。逆さまつげのようにすぐに処置しなければならない場合もあり、どこまでが美容でどこまでが医療か線引きが難しい。一般の診療と同様、年齢制限も設けられません」

前述した東京形成美容外科では、リスクを理解してもらうために中学生以下は必ず保護者が同伴しなければならないことになっている。高校生は保護者の同意書を持参してもらい、保護者に確認した上で施術を行っているといいます。

費用は保護者が出すケースが多いが、たとえば二重手術は最も安い場合で2万円程度、平均3万5000円ほどというから、中学生もお年玉で受けられそうな金額です(目の形や手術の内容によって料金は異なる)。

「メスを入れる手術」には慎重

「あまりに低年齢の場合、ほくろやイボ除去をのぞき、メスを入れる手術はお断りしています。やはり多少は傷跡が残りますし、将来好みが変わることもある。親御さんもそこまで望む人はほぼいません。

二重手術であれば医療用の糸で留める埋没法や、その他ヒアルロン酸やボツリヌス注射など、元に戻せる切らないプチ整形でも今の技術なら十分理想形に近づけることができます。

10年前はいざ手術台に上がったら怖くなってやめてしまうという子が多かったのですが、今はそういう子はいませんね。当院で二重手術を受けた最年少の子は6歳。親御さんには『さすがにまだ早いのではないか』と言いましたが、本人の希望が強く、親御さんも折れて埋没法を行いました。本人は多少緊張していたもののしっかりと受けていました。年々子どもたちの美意識が高くなっているように感じます」(弓削田院長)

9歳から毎月1回、数年間にわたり通院し、「肌をきれいにしたい」とケミカルピーリング(肌表面の古い角質を取り除く治療)やイオン導入(肌に有効な成分を微弱な電流を使って浸透させる施術)など1万円ほどの施術を受けている女子もいるとのことです。大人からすると「小学生がそこまで!?」と思うかもしれませんが、本人にとっては切実。まさしく美意識の高さの表れでしょう。

本人の美意識が満たされるだけではない。冒頭で紹介した例のように、手術を受けたことで「いじめがなくなった」「自信を持てるようになった」「学校生活を楽しめるようになった」ということもあり、美容整形の低年齢化は大人の価値観で安易に語ることができない状況があるようです。

あなたは、どう思いますか?

(参考:東洋経済ONLINE)

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