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なまらあちこち北海道|カネカ、乳製品および医療機器の工場建設へ・苫小牧

産業

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総合化学メーカーのカネカが苫東地区に新工場を建設し、乳製品および医療機器の製造を始めることになりました。

カネカ 苫東に乳製品の新工場 26年にも建設へ

開所式が行われたカネカ苫東工場。同じ敷地内に乳製品、カテーテルの工場も建設する=26日、畠中直樹撮影
開所式が行われたカネカ苫東工場。同じ敷地内に
乳製品、カテーテルの工場も建設予定
 総合化学メーカーのカネカ(東京)は26日、苫小牧市の苫小牧東部地域(苫東)に乳製品の新工場を、2026年にも建設する方針を明らかにした。血管を広げるために挿入する細い管状の医療機器、カテーテルの工場も苫東に同時期に設ける考えも示した。同社は同日、血液浄化器を製造する医療機器工場を苫東に開所。今後は食品事業も含め、苫東を主力製造拠点と位置づけ、工場進出を本格化させる。
 完成した苫東工場で同日開かれた開所式後の記念パーティーで、カネカの菅原公一(きみかず)会長(空知管内沼田町出身)が明らかにした。菅原氏は「(苫東は)われわれの核となる工場。必ずやり遂げたい」と意欲を語った。
 苫東工場は苫東北側の中心部柏原地区にあり、敷地は約8ヘクタール。同社が54年ぶりに整備する5カ所目の製造拠点となる。乳製品とカテーテルの工場はそれぞれ、血液浄化器工場と同じ敷地内に建設する計画だ。
 カネカは近年、化学メーカーとしての技術を生かした食品事業にも力を入れている。計画する乳製品工場の原料は、根室管内別海町で同社が有機飼料で育てた乳牛の生乳を使う。製造する乳製品の種類や総工費などについては未定としている。
 カネカは28年をメドに、苫東の工場敷地内外に自社で製造する太陽電池を設置し、工場で使う電気を自給する計画も進める。苫東の他の企業とも連携し、蓄電池を組み合わせて、自営線によるマイクログリッド(小規模送電網)を構築することも検討している。
 カネカは17年に北海道事業を統括する子会社を設立。20年には別海町に牧場を開設するなど道内事業を積極的に拡大してきた。苫東への進出は22年に発表していた。
(参考:北海道新聞ニュース)

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