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なまらあちこち北海道|地域差がなまらすげえ積雪量・札幌市

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今冬の札幌市内は地域によってかなり積雪量が違っています。風の向きによって降る地域が異なるのは毎年のことですが、特に違っています。

1月11日現在で、最も少ないのは白石区の30センチ、最も多いのは西区の62センチです。

札幌市内の積雪量、地域差くっきり

札幌市南区常盤の住宅街でバスを待つ市民ら。道路脇には高い雪山がそびえる=11日午後0時45分
南区常盤でバスを待つ人
路面のアスファルトも見える札幌市中央区=11日午後4時20分
中央区大通の状況
 10日に今季一番の降雪に見舞われた札幌市内で、地域ごとの積雪量に差が出ています。
 札幌市土木センターによると、11日午前9時時点で、南、西、北区で積雪60センチ前後を記録する一方、白石や厚別区では同30センチ台です。同42センチの中央区の中心部では除雪などで路面が露出する場所もあります。

 札幌管区気象台は、石狩湾から上空に入り込む風向きが地域の降雪量に影響したと指摘しています。

 11日午後1時ごろ、南区常盤の住宅街。道路脇に高さ1・5~2メートルの雪山が連なり、車が譲り合いながら徐行運転をしていました。

 「道にわだちができてかなり怖い。南区だけ異常な雪の降り方だ」。10日夕、南区の勤務先から車で自宅に帰る際、通常の倍の時間を要したという札幌市清田区の住人は驚いていました。

 南区内では同区小金湯で10日午後8時までの24時間降雪量が観測開始以来最多に並ぶ62センチを記録。夜間通行止めの札幌と小樽を結ぶ道道小樽定山渓線も終日通行止めとなり、区内の札幌国際スキー場は10、11の両日、営業を取りやめたほどです。
 北区や東区では年始に石狩や空知管内を見舞った大雪で積雪が増えています。さらに10日に石狩湾から入り込んだ雪雲が北西や北北西の風で小樽市側に流れ、その延長線上にある札幌市南区小金湯や同市内西部に集中して雪が降ったということです。
 年末年始の降雪から雪が多い北区あいの里では、市が幹線道路の排雪を前倒ししました。11日午前、JR駅で客待ちをしていたタクシー運転手は、駅前にできた約2メートルの雪山をスコップで崩し「交差点で慎重に左右を確認するのに神経を使う」と嘆いていました。本当に雪山で見えないことがあるので運転していると困苦労します。
 一方、中央区の大通公園周辺では除雪した雪が車道脇に残るものの、アスファルト路面が顔を出す所もあります。中央区のアルバイト先から南区の自宅へ帰る途中の人は、中心部は歩きやすいと感じるといい「南区に帰ったら長靴で歩きたい」と話しと話していまし
た。

 道内は冬型の気圧配置が緩んで高気圧に覆われ、札幌市内の最高気温は12日が6度、13日が8度となる見通しで、各地でいったん積雪は減るとみられています。

ゴミ収集に遅れも

 10日の大雪の影響で、札幌市内では同日、南区と手稲区の一部の地域でゴミ収集作業に遅れが出ました。除雪が追いついていない生活道路にゴミ収集車が進入できず、回収作業に時間がかかったためです。札幌市によると最も遅かった地域では、11日午前0時近くまでかかりました。

 札幌管区気象台によると、10日は南区小金湯で55センチの降雪を観測。この大雪で特に山沿いの地域で局地的にゴミ収集作業に影響が出ました。車両が入れない道では、作業員が徒歩で回収ステーションと収集車を往復せざるを得なかったといいます。
 11日のゴミ収集には大きな乱れはなく、市環境事業部は今後の見通しについて「路面状況にもよるが、おおむね通常の作業ペースに戻せそうだ」としています。
自然が相手だけに、どうしようもなく、ただ黙々と除雪をするしかないと住民は諦めにも似た気持ちでいます。
(参考:北海道新聞1月12日版)

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