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パリオリンピックに出場するサッカー女子日本代表を引っ張るのは札幌出身の熊谷紗希主将。女子サッカーの未来のためにも必ず金メダルを、と決意を見せている。
<パリ五輪>サッカー女子・熊谷紗希主将 栄光と挫折 なでしこの未来へ目指すは「金」
パリ五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は25日(日本時間26日)、フランス西部ナントで五輪1次リーグ初戦のスペイン戦を迎える。チームを引っ張るのは札幌出身の熊谷紗希主将(33)。
20歳でワールドカップ(W杯)を制したが、その後は国際大会の優勝から遠ざかり、女子サッカーの人気低迷を肌で感じてきた。「女子サッカーの未来のためには結果がすべて。必ず金メダルを取る」。いまだ成し遂げていない五輪の頂点へ、準備は整った。
主将として初めて臨んだ19年フランスW杯は16強止まり。21年東京五輪、23年W杯はいずれもベスト8で敗退した。チームの現状に合わせるようにテレビ放映がなくなり、国内リーグの観客数は減少。女子サッカー熱は消えた。
チーム最年長の主将が心がけてきたのは、年齢の垣根なくピッチ内外で話しやすい雰囲気をつくること。トレーニングの合間、若い選手に「疲れたよ~。年寄りだからさ」と冗談めかして空気を和ませ、海外遠征のオフ日には後輩と遠出することもしばしばだ。
日本代表の出場回数は、なでしこのレジェンド澤穂希さん、宮間あやさんに次ぐ歴代3位の152試合。代表活動を続けてきた原動力は、「ここでしか返せない悔しさ、見られない景色、一緒に勝ちたい仲間」と言う。悔しさばかり味わってきた後輩たちと、フランスの地でなでしこの新たな未来をつかみ取りに行く。
(参考:北海道新聞デジタル版)
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