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なまらあちこち北海道|万華鏡のような幻想空間の金魚・登別マリンパークにクス

観光

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水族館といえば、普段私たちが目にすることのできない珍しい水の中の生物を展示する場所という気がしますが、ここには金魚を展示したコーナーがあります。ですが、その魅せ方が素晴らしい。

登別マリンパークニクス・万華鏡の中のよう 幻想空間の金魚

幻想的な雰囲気の中で、金魚万華鏡を観賞する子どもたち(金田淳撮影)

幻想的な雰囲気の中で、金魚万華鏡を観賞する子どもたち

 まるで巨大な万華鏡の中にいるような錯覚に陥る。「金魚万華鏡」は登別市の水族館
「登別マリンパークニクス」が2017年に始めた展示だ。

 広さ約25平方メートルの展示中央に直径1メートルの半球水槽がある。その水槽を囲むように計8基の水槽が配され、リュウキンやランチュウ、デメキンなど9種の金魚が泳ぐ。
 壁や天井、床など全6面が鏡で覆われ、多彩な金魚がさまざまな角度で映り込む。発光ダイオード(LED)照明が赤や黄、青など色を変え、幻想的な雰囲気を生み出す。客は「すごくきれい」「良い思い出になる」などと喜び、交流サイト(SNS)にも投稿が相次ぐ。
万華鏡を思わせる雰囲気で映し出された金魚の水槽(魚眼レンズ使用、金田淳撮影)

万華鏡を思わせる雰囲気で映し出された金魚の水槽

 当時、魚類の担当で、展示を企画した吉中敦史館長は「海外からのお客さまが増えてい
たことに加え、『SNS映え』が広まった頃で、日本らしい金魚でインパクトある展示を考
えた」と話す。

銀河水槽のイワシを見る来場者(金田淳撮影)

銀河水槽のイワシを見る来場者

 吉中館長は「小さな模型で何度も鏡の枚数や角度を試行錯誤しながら、約1年かけて準備
した」と振り返る。

 館内ではイワシ約1万匹の群れの泳ぎを照明で彩る「銀河水槽」とともに、人気の「映え
スポット」となっている。

 吉中館長は「幅広く認知されていてうれしい。今後は床全体にプロジェクションマッピングを導入するなど、より美しい展示にしたい」と語る。
 <メモ>
登別市登別東町1。営業時間は午前9時~午後5時。イワシのショーは四季に合わせ演出を変えており、夏バージョンは8月31日まで。営業日の午前11時50分と午後3時10分の2回、各10分間実施。問い合わせは同館、電話0143・83・3800へ。

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