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道内の空港は千歳を除いて、苦戦を強いられています。そこで、7つの空港が協力して道内の空港を活気付けようという動きが出ています。
北海道エアポート(HAP)、札幌丘珠空港ビル、札幌市の3者は今月上旬に、連携協定を結ぶ。HAPが運営する新千歳空港など道内7空港と、丘珠空港が連携し、海外富裕層らをターゲットに道内各地への周遊観光の促進に取り組む。新千歳―丘珠間を直通バスで結ぶなどし、道内全体の航空ネットワーク活性化を目指す。
外国人観光客の利用が多い新千歳と、道内各地の都市や離島との便が充実する丘珠は現在、JRや高速バスなどの場合に乗り継ぎが必要。両空港のアクセス改善を図るほか、共同PRイベントを開催する。
年間約2千万人が利用する新千歳の除雪態勢やターミナルビル運営手法などについても、丘珠と情報共有する。札幌市は丘珠空港について、2030年までに滑走路を延長し、小型ジェット機の通年運航を可能にする方針。年間旅客数を現在の約2倍の100万人に増やしたい考えで、新千歳などのノウハウを生かしていく。
丘珠は30年までにビジネスジェットの駐機場や待機ラウンジなども設置する方向。現状は出入国手続きができないため、新千歳などに業務を一時的に担ってもらう方向で検討する。流行を意識した土産物の取り扱いやテナント誘致など商業面でも情報共有を図る。
一つの試み、空港からヘリで観光地巡り HAPが実証運航発表
北海道エアポート(HAP、千歳)などは24日、道内4空港を拠点に、ヘリコプターを使って周辺の観光地を回る実証運航を11月26~28日に行うと正式に発表した。今月28日から一般搭乗者を募集する。
HAPや千歳、札幌、帯広、釧路各市などでつくる「道内空港二次交通高度化検討委員会」の事業で、乗客9人乗りのヘリを使う。11月26日は釧路空港発着で摩周湖周辺を巡り、同27日は帯広空港発着で富良野周辺を、同28日は新千歳空港発着で札幌丘珠空港に立ち寄りながらニセコ周辺を観光する。それぞれ午前と午後に飛び、上空からの眺めや観光施設の見学などを約2時間楽しんでもらう。
空港から高速移動できるヘリの運航体制を確認して、富裕層の誘客強化につなげる狙い。参加料は1人1行程あたり11万円。11月8日までに専用ページから申し込む。
(参考:北海道新聞 BusineTrend)
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