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バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)開幕節で、レバンガ北海道が名古屋Dを下し、今季初勝利を挙げました。
名古屋D77-81北海道 5日 愛知・IGアリーナ
レバンガ北海道今季初勝利 富永啓生はチーム2位の20得点「アウェーなのに歓声」

第1Q、シュートを決めたレバンガ北海道の富永 (C)B.LEAGUE
新加入の日本代表SG富永啓生(24)はチーム2位の20得点で貢献。出身の名古屋市内での自身Bリーグ初白星に「すごくうれしい。アウェーなのに歓声が上がり、すごく楽しくバスケットができた」と笑顔で振り返った。
速攻で見せた。第1クオーター(Q)8分47秒、ドライブからのレイアップシュートで21-20に逆転。さらに相手ファウルも誘い、獲得したフリースローをしっかり決めてリードを広げた。
得意の3点シュートは、第2Qに11秒間に3連続で外すなど、8本中1本の成功だったが、インサイドで奮闘。フリースローは5本、成功率100%だった。Bリーグデビュー戦だった4日の開幕戦はわずか9得点。「オフェンスでアグレッシブにってところを意識した」と修正した。
仲間の好プレーにも救われた。2点リードの第4Q残り5秒でオフェンスファウルを犯したが、ラモスのスチールによって切り抜けた。「最後チームに迷惑を掛けてしまった。彼(ラモス)には何かあげないといけないですね」と感謝した。
2戦を終えて「レベルの高いリーグになってきている。このリーグでいっぱい勝利して、CS(チャンピオンシップ)に連れて行けるように頑張りたい」。富永の本領発揮はこれからだ。
○…ドワイト・ラモス(27)が両チーム最多の29得点を挙げた。アウトサイドでの富永が相手に警戒された中で躍動。3点シュートは7本中4本成功。試合終了直前にはフリースロー2本をしっかり決めて、勝利を決定づけた。接戦をものにし「プレーしていて今日は気持ち良かった。名古屋Dは最後の最後まで絶対やってくることは分かっていた。結果、勝てて良かった」と振り返った。

名古屋D-北海道 第4クオーター終了間際、名古屋Dのアーロン・ヘンリー(左)と競り合う北海道・富永
富永啓生は地元の新アリーナをどよめかせた。名古屋市出身で今季から北海道でプレーする彼は20得点を挙げる活躍でチームの今季初白星に貢献。得意の3点シュートは8本中1本だったが、この日29得点を挙げたドワイト・ラモスとともに攻撃をけん引。
「スリーはなかなか決まらなかったが、アグレッシブにオフェンスできてよかった。まず勝てて、アウェーで1勝できてよかった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
9得点に終わった前日と打って変わって、この日は前半だけで15得点。第2クオーター(Q)序盤に10点台に乗せると、立て続けにトップの位置からの3点シュート、さらに速攻からレイアップシュートを沈めて雄たけびをあげた。
地元であり、今は敵地でもある名古屋・IGアリーナで、Bリーグ初勝利と今季初勝利を飾った。「自分にとってすごく大きいもの。アウェーで毎年のように強いチームに勝ててよかった。愛知県の舞台でこうやって勝利を収めることができて、そこはホッとしている」。守備で名古屋Dのアーロン・ヘンリーに苦しめられたことも「自分が思った以上に手足が長く、リズムが狂わされたがが、開幕戦からいい経験になった」とポジティブに捉えた。
NBA入りの夢は今も変わらない。初勝利を足掛かりにまずはBリーグでの継続的な活躍を目指す。
(参考:中日スポーツ、YAHOO JAPANニュース)



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