この記事を読むのに必要な時間は約 2 分42 秒です。
6月4日から開催されている競泳日本選手権初日の、50mバタフライで優勝した光永翔音選手が、ドーピング問題で昨年11月から4カ月間の出場停止処分を受けていたことを、日本水泳連盟が発表しました。
ドーピング違反と判定された光永翔音「心が折れそうになった」日本選手権50mバタフライ優勝/競泳
競泳日本選手権第1日(4日・東京アクアティクスセンター)開幕し、8種目の予選が行われた。男子50メートルバタフライは、ドーピング違反で昨年11月5日から4カ月間の資格停止処分を受けた光永翔音(しょうおん)=中大=が、23秒28の全体トップで午後の決勝に進出し、同じタイムで優勝した。
光永は、昨年9月の日本学生選手権のドーピング検査で、気管支を広げる作用がある禁止物質の「ツロブテロール」が検出された。ぜんそくの症状を緩和するために使用した貼り薬が原因とみられ、日本学生選手権(インカレ)の記録は剝奪される。

第102回日本選手権水泳競技大会 第1日 男子50メートルバタフライ決勝 写真に納まる、左から優勝の田中大寛、光永翔音、3位の五味大信
予選後の一問一答は以下の通り。
ーー予選のレースを終えて
「5月半ばのシドニーオープンがあんま調子よくなくて、自分の今までの経験、知識を生かしてこの1週間うまく合わせて、キレを持ってきた。1発目から日本記録も視野には入れてたんですけど、別に悪くないかなって感じです」
ーーいろいろあった
「そうですね。本当4カ月、ちょっと辛くて。もう自分で、自分がやるべきことをずっと1人でやってきた。今はもう切り替えて、3月から切り替えて、その先の8月、9月の代表の試合を意識している。もう、気にしてないです。というか切り替えてます」
ーー資格停止の期間はどこで練習していた
「中大の、いつも使ってるプールを誰もいない時間に1人で」
ーー最初にドーピングですって言われたときはどんなことが頭を駆け巡った
「ちょっと正直、本当にもう頭が真っ白になって。いちばんはやっぱり、チームに申し訳ないなっていう気持ちが本当にすごく強くて。チームでインカレに全てをかけてやってきてる中で、自分のミスでいろんな人に迷惑をかけてしまった。いちばんは、自分のことよりもチームがよぎりました」
ーーそういう気持ちが、4カ月間1人で頑張るっていうことにも繋がった
「そうですね。いつもの自分の性格上、もうこのまま、ずるずる落ちてしまう部分があったんですけど、先のこと、ポジティブなこと、ポジティブな気持ちで明るい未来を想像しながら、いいことがあるとずっと信じて、ずっと4カ月。心が折れそうになったんですけど、仲間のことを想像しながら頑張ってきました」
ーー喘息の症状は
「季節の変わり目で咳が止らなくなって寝れないというのももうずっと続いてるんですけど、(張り薬を使った)9月に比べたら全然良くなっている」
ーー子供の頃から喘息の持病があった
「子供の頃そういうのはなくて、大学に入って、去年のこの5月の季節の変わり目くらいから風邪喘息が。100日咳かなとか思ったり。5月に風邪をひいて、良くなったと思ったらまた出ての繰り返しで、最終的に風邪喘息って診断された」
ーー先生に相談した上でこういうことになってしまった
「トップ選手という自覚が、今となったら…。思っているつもりなんですけど、その当時は思ってなかった。自分の意識の低さが招いた結果。こうやって大々的に、広がったことによって、この先自分のような選手が出てほしくないなって。これをキッカケに、こういうことが起きてほしくないなっていう気持ちでいっぱいです」
光永翔音選手の父親は札幌手稲高校を卒業しています。
(参考:日刊スポーツ)



コメント