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「地方創生☆政策アイデアコンテスト2024」(内閣府主催)の高校生・中学生以下の部で、天塩高2年の4人が提案した、町内に若者向けの遊び場を新設するアイデアが北海道経済産業局長賞に選ばれました。
天塩高生の地方創生案に道経産局長賞 問題意識の具体化評価
同校からの2年連続の最終審査会出場は惜しくも逃したが、道内の上位4作品に入った。4人は「最終審査会に行きたかったが、受賞は素直にうれしい」と喜んでいる。
コンテストは10回目で、天塩高の応募は2回目。内閣府が、人口動態などのデータを集めた国の「地域経済分析システム」を活用した地域活性化策を募集した。
今年は高校生・中学生以下の部に天塩高2年の6組を含め、ともに過去最多の全国490組、道内51組が応募。北海道経済産業局長賞は天塩高を含む道内の4組が受賞し、うち釧路湖陵高の1組が東京での最終審査会出場を決めた。天塩高は、日頃の問題意識を具体的なアイデアに仕上げたことが評価された。
天塩高の4人は田中健悟さん=天塩町=、長山海音さん=同=、中野維(つな)敏(とし)さん=遠別町=、斉藤建(たける)さん=同=。今年9月の筑波、麗澤両大との高大連携事業による町内のシンポジウムで発表した。
今月2日に天塩高で表彰式が行われ、北海道経済産業局の斎藤正憲・総務企画部長が生徒に表彰状を手渡した。続いて4人が同局関係者らを前にアイデアを発表した。
4人は「学生の未来の生活を豊かにするためと、天塩町の活性化を目的に活動してきた」とし、町内に若者の遊び場が少ないことや、空き地が多いことに着目した。地域経済分析システムの人口分布データを踏まえた町民アンケートの結果、「少子高齢化でマチの活力がなくなる」と推測。空き地にストリートバスケット場やスケートボード場などの新設を提案した。
田中さんは「アイデア実現のため、今後も考えていきたい」、長山さんは「改善点を出すことで、マチが豊かになれば」、中野さんは「天塩町の課題を考えるのが楽しかった」、斉藤さんは「みんなでアイデアを考えたことはいい経験になった」と話した。
(参考:北海道新聞 最新ニュース)
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