この記事を読むのに必要な時間は約 1 分27 秒です。
北海道も、いよいよ自動運転が語られるようになりました。当別町も住民や通学バスとしての実証実験が始まります。
自動運転バス 当別市街地で実証 19日から
当別町が本年度から新たに行う市街地エリアでの自動運転バスの実証事業で、町は17日、関係者向けの試乗会を行った。実証事業は19日から11月3日まで、JR当別駅を発着点に車や人の往来が多い市街地エリアを巡り、地域住民が利用する公共交通として導入できるかを検証する。
試乗会は実証事業と同じ経路で実施。運行は道内外で自動運転バス走行に携わる「マクニカ」(横浜)が担当し、小中一貫義務教育学校とうべつ学園などを巡る約3.4キロを約30分かけて走った。ルート上には信号機が7カ所あり、このうち1カ所は自動運転、他の6カ所はオペレーターが手動で運転した。
この日は3便を運行し、町職員や町議ら計15人が、加速や停止の際の乗り心地を確かめた。試乗した町企画課は「交通量が多い場所でもスムーズに走ることができた」と話した。
車両はフランスのナビヤ社製「アルマ」(乗客定員8人)で最高時速19.8キロ。車体には町のキャラクター「とべのすけ」と、当別開拓の祖である仙台藩岩出山(現在の宮城県大崎市)領主・伊達邦直の「伊達」をイメージしてカブトや竹のイラストなどをあしらった。
18日も試乗会を行い、19日からの実証事業では一般町民が予約なしで、無料で乗車できる。運行は午前9時~午後4時10分。1日6便で町内6カ所に停車する。JR当別駅発車時刻が午前9時、同10時20分、同11時15分、午後1時半、同2時35分、同3時半。事業費は3499万円。町企画課は「多くの町民に利用してほしい」と話している。
(参考:北海道新聞 新着ニュース)
コメント 感想やご意見をお願いします