【出演者】
とにかく明るい安村さん


<プロフィール>
1982年、北海道出身。旭川実業高等学校の野球部で甲子園に出場。卒業後は、お笑いコンビ「アームストロング」として活動し、2014年からピン芸人に。2015年には「安心してください、はいてますよ」が、新語・流行語大賞のトップ10に選ばれる。2023年、イギリスのオーディション番組で注目を浴び、日本人初の決勝進出を果たす。


――きょうはTシャツでズボンもはいていますね。

安村:
ラジオでは僕の良さがすべて消えてしまうので、なかなか難しいですね。

――ふだんはほとんど裸ですが、夏の外の仕事はどうですか?

安村:
日焼け止めを塗らないので、ピンマイクのラインだけ白くなっちゃうんです。あと、ステージが熱い場合、足にテーピングして舞台に上がります。冬は冬で「雪まつり」に呼ばれるんですよ。北海道の人は裸芸人を呼ぶのが好きみたいですね(笑)。

――最初は「アームストロング」というコンビでデビューされたんですね。

安村:
旭川の幼なじみと組んで14年間やりました。東京吉本興業ではじめて「NHK新人演芸大賞」も受賞しました。中学生が悪ノリしているようなネタをやっていましたね。

――2014年にピン芸人になって、2015年には、新語・流行語大賞で大注目されました。そもそもあの芸はどういうきっかけで誕生したんですか?

安村:
元AKB48の渡辺麻友さんが写真集の表紙で、何も着ていないように見えるように、水着を隠し体育座りをしているポーズをヒントに考えました。その後、ご本人にそのことを言ったら苦笑いしてました。

――ここまでバズるとは思いましたか?

安村:
「これはヤバイぞ!」と思いましたね。はじめて自分のライブでやったときは、ピンク照明で、ちょっと大人な感じで、スギちゃんのような口調でやったらめちゃスベりました。でも、先輩の結婚式で披露したらすごくウケて、どんどん仕事が入るようになったんです。解散して半年後にこの裸ネタができて、翌年の流行語になったんです。

――去年、そのネタがイギリスのオーディション番組で再ブレイクして、動画配信直後に世界中で63万回以上再生されました。

安村:
日本で盛り上がっているのを知らなかったので、帰ってきてビックリしました。旅行感覚の軽い気持ちで行ったので、帰国してからのたくさんの仕事のオファーに驚きました。

――「パンツ!」と世界が笑っている動画は衝撃的でした。

安村:
日本に帰ってきて劇場でやっても、2015年とネタが同じだから、あまりウケませんでしたね。

――これをきっかけに毎月海外に行っているそうですね?

安村:
イタリア、ドイツ、フランス、クロアチア、ジョージア、アメリカ、台湾、タイなどに行きました。中国では裸がダメだったので、全身タイツを着て、その上からパンツをはいたらあまり伝わらなかったですね。ドイツも裸ではしゃぐおじさんがいないらしく、あまりウケませんでした。

――パンツのバリエーションはいくつかあるのですか?

安村:
サーモンピンクのハイビスカス模様のものだけで何10枚も持っています。いまは特注ですが、最初は女性用の水着を前後反対にはいていました。それがサーモンピンクのハイビスカスだったんです。2015年は1枚しかなかったので、毎日手洗いして乾かしていました(笑)。


甲子園に出場したときの校歌斉唱、持って帰って来た甲子園の土のエピソードは「聴き逃し」で。また、英語以外の言葉で「安心してください、はいてますよ」も紹介していただきました。8月12日昼まで配信します。


【放送】
2024/08/05 「まんまる」

午後1時台を聴く24/08/12まで

(参考:NHK 読むらじる)