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また期待の新チームが誕生しました。と言ってもV2リーグのサルヴァ北海道が気分を一新し、V2優勝を目指すチームへと意欲を表すことを具現化したものです。
V2男子サフィルヴァ北海道がチーム名を「北海道イエロースターズ」に変更 2023-24シーズンのV2優勝を目指す
(左から)小森郁己選手、三木智弘代表取締役、岡田喜則クリエイティブディレクター、平野龍一代表取締役、郡浩也選手【写真:チーム提供】
V2男子のサフィルヴァ北海道を運営する株式会社サフィルヴァは、6月7日(水)に、同日よりチームを「北海道イエロースターズ」に変更することを発表しました。制作物などに力を入れることによるチーム力の向上と、2023-24シーズンのV2優勝を目指します。
サフィルヴァ北海道は、2022-23シーズンで過去最高の3位に。勢いに乗るチームが新たな決断を下しました。
チーム名を変更するに至った背景は、主に次の3点。
(1)名前を覚えてもらい、愛されるチームを目指す 老若男女に覚えてもらいやすいシンプルな名前に変えることで、より地域に愛されるチームを目指す
(2)経営戦略において制作物などを重視 ロゴやグッズなどの制作物に力を入れるチームが、近年のスポーツ界では力を伸ばしていることを踏まえ、アパレルや他社とのコラボグッズの展開を視野に入れた取り組みを推進する
(3)今後のS-Vリーグ参入に備える 2024-25シーズンに新設予定の「S-V.LEAGUE」への参入を見据え、新体制で2023-24シーズンにV2優勝を果たし、その流れで新リーグに乗り込む
刷新されたロゴマーク【写真:チーム提供】
チーム名の変更に伴い、ロゴも刷新。印象的な星のデザインには、選手はスタッフだけでなく、ファンやスポンサーも含めたすべての人たちに、「自分の人生のスター、地域におけるスター」、また「星の先端のようにどんどん出て、それぞれの個性で輝いてほしい」という意味を込めました。
三木智弘代表取締役は「昨年は外国籍選手の補強から、共同代表の平野(龍一)就任、道内の優良企業7名の経営者の取締役就任など、選手強化だけでなく、経営体制を強化してまいりました。今シーズンはブランディングにも力を入れ、チームをさらに強く、かっこよく、そしてスポーツチームの枠組みを超えて新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思います」とコメントしました。
同じ北海道のチームであるヴォレアス北海道はV1昇格を決めており、郡は
「僕たちの最大のライバルであるヴォレアス北海道は上のカテゴリーに行った。僕らが追い付いて、追い越すためにはV2優勝というのはマスト。優勝して次のシーズンにつなげたい」
と意気込んでいます。
SVリーグ参入にはライセンスが必要で、審査基準や条件などは今後発表される予定。
平野氏は
「ライセンスを取れるようにこの1年かけて、しっかり準備をしていきたい。チームとしては勝ちながら、経営としてはライセンスを取れるように。優勝して上がるのが1番かっこいいですし、そういうストーリーを描いている」
と口にしていました。
小森は「名前のように選手1人1人が輝けるようにしたい」と笑みを浮かべました。
新シーズンは昨季までと同様に、北ガスアリーナ46(札幌)をメイン会場としていく予定になっています。今後は7月に監督を含めた新体制の発表を見込んでいます。
平野氏は「かっこよく、誰からも愛されるチームをつくりたい。全試合満席にできるように。24-25年シーズン、SVリーグ参入挑戦に向けて準備していきたい」とビジョンを描いていました。
S-V.LEAGUEとは
一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は、2024-25シーズンから開始する新リーグの構想について、4月26日(水)に開催した記者会見で発表しました。
Vリーグ機構は今年の2月に、2030年までに世界最高峰のリーグを目指す新リーグの方向性などについて発表を行っており、今回は新リーグの概要について説明を行いました。
新リーグについて、現行のリーグの上に「S-V.LEAGUE」を新設。クラブライセンスを改定し、競技力だけでなく、組織力や事業力などすべての分野で上位のクラブのみが加盟できるリーグとし、男女ともに最大16チームを想定しています。
現行のVリーグについては、より地域共生を重視する新リーグへと移行。新たに東西カンファレンス制を導入します。
また、両リーグともホームタウンとの連携を強化、地域社会に貢献し地域とクラブが共生することを目指します。世界最高峰リーグを目指しながら、日本人選手の活躍の場を増やすためにベンチ登録人数や外国籍選手のオンザコート人数など、選手登録や起用ルールの改定についても検討しています。
今回発表された「S-V.LEAGUE」と「V.LEAGUE」の新リーグ構想の概要は下記の通り。
S-V.LEAGUE(エス-ブイリーグ)
<レギュラーラウンド>
【開催期間】
10月中旬~4月上旬
【大会方式】
ホーム&アウェー
週末(土日)を基本とした2試合同一カードの対戦
1クラブ 44試合(将来的には増加)
<プレーオフ>
【開催期間】
4月中旬~5月上旬
【大会方式】
レギュラーラウンド上位クラブ(6~8を想定)によるトーナメント
2戦先勝方式(最大3試合)
ホーム&アウェーとし、レギュラーラウンド上位クラブのホームで開催(ファイナル除く)
開幕が楽しみですね。
(参考:月刊バレーボール、YAHOO JAPANニュース、月バレcom)
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