23年は苗づくりに力を入れたため、収穫はほとんどできなかった。今年はハウス内に育苗ポットを上下2段に並べ、越冬させたよつぼし、ワイルドストロベリーなどが鈴なりの実をつけた。7月末には収穫が可能となり、9月から本格出荷にこぎ着けた。
出荷は1日2~10パックと少ないが、知人や友人の協力などで町内外の2カ所で販売してもらっている。希望者からの予約を受けイチゴ狩りも行っている。
栽培の様子は、2メートル近い身長の「大男が育てたイチゴ」などとして交流サイト(SNS)やパーソナリティーを務めるFMおたるなどで発信。「納豆菌などを駆使して自然農法で育て収穫が始まりました。苦節2年。うれしすぎる」などと伝えている。
イチゴのほか、昨年からゴーヤーも栽培。「余市に戻ってきてよかった。出荷先を探すのは大変だが、周りに助けられてやりがいを感じる。将来はニンニクなども作り、多角化を目指したい」と思いを募らせている。
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