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余市の夕日は2度沈む
余市町と言えば、日本で最初の宇宙飛行士・毛利衛さんとつながります。
余市町には、その毛利さんが館長を務める「スペース童夢」館があり、宇宙に関連する資料や体験コーナーが用意されています。
今回お伝えするのは、その余市町で観測される夕日が「2度沈む」という珍しい現象です。
シリパ岬は
シリパ岬に沈む夕日が、余市町のダイヤモンドヘッドとも呼ばれ、なるほど、ハワイのダイヤモンドヘッドに似た景観をしています。
「シリパ」は、アイヌ語で「山の頭」の意味を持つもの。昔から変わらないその優れた景観から、余市の海のシンボルとして親しまれています。
斜めに沈んで行く夕日が、一度シリパ岬の先端に隠れ、その後またその中腹から顔を出して、今度は海に沈んで行くという現象です。
私はもう10年以上前にこの海岸で海水浴をしたことがありますが、その頃にはそんな話は一度も聞いたことがありませんでした。
この現象は夏至の前後2週間に限り見られる現象だということです。
国道5号線でドライブインを経営する方の話では、この時期にすっきりと晴れることは少ないということです。この珍しい現象をカメラに収めたいという人からの、天候の問い合わせの電話が来ることがあるとのことです。
無事、写真に収めることができるのは、ラッキーだと言えるかもしれませんね。
なお、余市町は温暖な気候からリンゴ、ブドウ、梨などの果物が栽培されて、秋にはその収穫を求めて道内の観光客が訪れる人気の町でもあります。
NHK朝の連続ドラマ「マッサン」で知られるウイスキーや、町内産のブドウで造った「余市ワイン」などは特に有名ですね。
(参考:北海道新聞電子版、余市町HP、ジャラン、余市町スペース童夢HP)
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