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なまらあちこち北海道|菓子製造工場、DADACAの今後の戦略・夕張

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国内外で店舗倍増目指す 「DADACA」田島社長

「夕張メロン味の商品を開発したい」と、23年の抱負を話す田島社長
メロン味の商品を開発したい、と田島社長
 2022年10月に工場を夕張市に開設した菓子製造販売のDADACA(夕張)は、主力商品「カカオキャット」の生産を順調に進めています。シンガポールにある自宅と日本を往復する日々が続く田島慎也社長(40)に、夕張工場の現状と23年の販売戦略を聞きました。

――夕張に進出して3カ月。現状は。

 「地元雇用を含め50人弱の態勢でバレンタインデー向けのカカオキャット生産に追われています。農家さんには冬期間限定で20人ほどパッキング作業をお願いしています」

 ――バレンタインデー需要は大きいですか。

 「今、生産のピークを迎えています。出荷量で言えば、普段の月の20~30倍。バレンタインに向け、在庫をどんどん積み上げています。幸い、夕張工場は広いので在庫の保管に役立っています」

 ――そもそも夕張進出を決めた理由は。

  「カカオキャット増産が決まった千歳工場に近かったことや、21年に撤退したマルハニチロ夕張工場の建物を破格の安さで購入できたからです」

 ――夕張進出を機に夕張メロン味を出しました。

 「道内販売では一番人気になっています。夕張メロンのブランドへの評価があるからでしょう。夕張メロン味をもっと広めたいので今後、夕張メロンを使ったスイーツ、ジェラートなども開発していきたい」

 ――23年の販売戦略は。

 「現在、日本とシンガポールで計20店あるのを、40店ほどに増やしたいと考えています。海外では台湾を計画中です。中国は税関などが厳しいので、先になるでしょう」

 ――道内ではまだDADACA製品を目にすることが少ない。

 「販売店を設けるのはもちろん大事ですが、バレンタインデーなどの時期に百貨店の催事に出品したり、コンビニなどに商品を置くのも消費者へのアピールになり、売り上げにつながります。現在、新千歳空港内には数カ所で扱ってもらっていますが、徐々に広げていきたいですね」

 ――製品パッケージには製造者の住所として「夕張」の名が書かれています。

 「夕張工場開設に当たり、固定資産税など各種優遇措置の相談、夕張市農協との橋渡しなど、市にはいろいろと協力してもらったので、とても感謝しています。夕張に工場を置いて本当に良かったと思っています。他の企業にも夕張へ進出したらと勧めたいほどです。
一方で、夕張メロンは生産者の減少などで生産が伸びていないと聞いているので、原料を仕入れている弊社としても何か協力できることがないか、話し合っていければと思っています」(聞き手・高橋浩志)

(参考:北海道新聞ニュースエディター)

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DADACAのカカオキャット

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