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現役ドラフトの結果、日本ハムは巨人から菊池大稀を獲得しました。ポテンシャルはあるが巨人では一軍定着できなかった菊地ですが、日ハムでなら大いに花を咲かすチャンスはあると思われます。
「ファイターズに入れば活躍できる」菊地大稀よ、北海道でチャンスをつかめ

現役ドラフトをきっかけに新庄監督の下で
才能を開花させたい【産経新聞社】
今年度の現役ドラフトの結果、巨人から菊池大稀を獲得した。ポテンシャルはあるが巨人では一軍定着できなかった菊地だが、このチームならば大いに花を咲かすチャンスはある。
他球団でくすぶっていた選手がここで才能開花
現役ドラフトの規定が代わり、今年から2巡目もあり得るかと思っていたら1巡目で完了だった。ファイターズは巨人から菊地大稀を獲得し、同じく巨人に松浦慶斗を送り出した。同一球団とのやりとりになり、「実質トレード?」という声も上がった。
巨人時代の登場曲(『星空のディスタンス』)とストレートの強さは印象にある。桐蔭横浜大学で吉田賢吾とバッテリーを組んでいたというのは今回知った。何より嬉しいのはジャイアンツへの感謝を述べた後、「今回の移籍は僕にとって大きなチャンスだと思っているので、必ず活躍します」と積極的なところだ。
高卒4年目、21歳の松浦と違って菊池は26歳だ。「育成→支配下」のループはもう卒業して、大暴れしたいとウズウズしてただろう。そして、チャンスを欲している選手にとって、ファイターズは魅力のあるチームだ。
ここ最近、ファイターズは「層が厚くなった」とよく言われる。が、その層の厚くなり方がユニークだと思う。山﨑福也、伏見寅威(今オフ、阪神に移籍)のように実績のある選手をFAで獲得するケースもあるが、それはむしろ例外というべきで、基本線は「鎌ケ谷育ちの育成パターン」と、「他球団でくすぶっていた選手にチャンスを与え、開花させるパターン」の融合だ。
前者は清宮幸太郎、万波中正、野村佑希、田宮裕涼、達孝太、福島蓮と枚挙にいとまがなく、後者は郡司裕也、水谷瞬、田中正義、齋藤友貴哉が代表例として挙げられる。
しかし、(トレードや現役ドラフト、FAの人的補償と個々のケースこそ違え)4番バッターや核弾頭、リリーフエースが「他球団でくすぶっていた」という事実に驚く。ファイターズはチームが若く、上下関係も大らかで、新加入の選手が働きやすいのだろう。
2026シーズン、菊池大稀がセットアッパーの柱として大車輪の働きをしてもファンは驚かない。そして、これはチームの長所だ。ファイターズに行けばチャンスがある、ファイターズに入れば飛躍できる、と多くの選手に思ってもらいたい。
で、これはたぶん副産物のようなものだが、ファンもそれを思っていて、新顔ウェルカムなのだ。今オフ、なるほどなー、と思ったのは松本剛のFA補償が金銭に落ち着きそうという報道を受けて「えー、つまんないなー」という声がもっぱらだったことだ。人的補償で良い選手が引けるのを皆、疑っていなかった。まぁ、これだけ当たりクジが続けば次も当たると思ってしまうだろう。
「目立って」スターになれ
松本剛の人的補償が幻と消えた今、菊池大稀へ向けられるファンの期待は大きい。その期待の中身を考える上で、トレード加入の島本浩也、帰り新参の西川遥輝と比較するのが面白いと思う。
もちろんこの3人のなかでいちばんビッグネームなのは西川遥輝だ。北海道のスポーツ紙では「ハルタク復活!」と早くも大きな見出しになっており、注目度バツグン。
また島本浩也は実績十分だ。「伏見寅威との比較でどっちがトクか!?」みたいな話はわからないが、間違いなく仕事をしてくれる。たぶん来シーズン、絶体絶命の場面でリリーフに立ち、何度もチームを救ってくれるだろう。
西川、島本と比べると菊地大稀は(特に北海道では)イメージが希薄だ。もっとはっきり言えば「イメージがない」。それは取りも直さず実績がまだないのだ。これから自分のプロ野球人生を築いていかなきゃならない。で、実はファイターズファンはそれが大好物だ。
これまで自分の仕事を確立できなかった男が新天地でチャンスを得る。新しい自分に賭けてみる。僕はことによると開拓時代からの「北海道」の歴史がそうさせるんじゃないかと夢想したりする。
背番号は55。「ジャイアンツだとなかなかつけられない番号」(本人談)に決まった。これは簡単に言うと「目立ってくれ」という意味だ。東京の人気球団では佐渡出身のマジメ男は序列に尻込みしていたかもしれない、が、北海道では気にせずスターになってくれ。奪三振の魅力は火消しにぴったりだ。
木田GM代行が高校時代からマークしていた逸材。イースタンでの成長ぶりもずっと球団としてウオッチしていた。巨人に育成6位で指名されたときのキャッチフレーズが「佐渡島初のプロ野球選手」だが、ファイターズは金の鉱脈を掘り当てたのかもしれない。菊地大稀、ゴールドラッシュへ!
(参考:ベースボールチャンネル、産経新聞、YAHOO JAPANニュース)



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