この記事を読むのに必要な時間は約 1 分50 秒です。
色とりどりの傘
商店街の天窓の下に様々な色のビニール傘を下げたら、明るい空になりました、という催しが幕別町にお目見えしました。
幕別町と言えば、「パークゴルフ」の発祥の地です。
その幕別町の十勝ヒルズのショップ内に色とりどりのビニール傘が吊り下げられました。この催しを「アンブレラスカイ」と呼びますが、コロナで沈みがちな町内を少しでも元気づけようと始められたものです。
この「アンブレラスカイ」はポルトガルで始められた催しだそうですが、天井からそそぐ太陽の光が傘を照らしてとても明るく楽しい雰囲気を醸し出しています。
(とりどりの色の傘が240本下げられています)
来場したお客さんは、
「明るい気持ちになれました、とても素敵です」
と喜んでいました。
約10年前、ポルトガルの芸術祭で夏の日差し対策としてカラフルな傘を使ったのが始まりとされ、日本国内でも数年前から梅雨の時期の装飾として広がりを見せている。
ヤクルトスワローズの応援
プロ野球・ヤクルトスワローズの応援で、「東京音頭」を歌いながら、いろんな色のビニール傘を振っている姿が有名ですね。
この応援法は、かつての応援団長が考案したもので、メンバーに
「明日の試合にはビニール傘を開いて応援しよう。ただし、黒い傘はダメ、明るい色で」
と呼びかけたのが始まりでした。
最初4・5人しかいなかったのですが、だんだんと増え、今の形になりました。
普通の大きさだと隣同士ぶつかるので、小さい傘にしています。ある時、幼稚園児に持たせたらすっかり人気者になり、幼稚園からもブームが始まりました。
今では神宮球場のスワローズ・グッズとしても販売されています。
香港の雨傘運動
香港でも「雨傘運動」というものが政府への抗議運動として始まりました。
これは香港が中国に返還されるとなった時に「一国二制度」と、香港の自治を認めていたものが、いつしか中国が一つに統一しようという働きが始まり、それに反対する市民運動の象徴で雨傘を差して講義を始めたのです。
平和の中に開かれる傘、抗議する傘、目的はいろいろありますが、意思表示としてはプラカードよりはソフトだけど、目立つ意志の表れですね。
でも、やはり平和の中の傘の方がありがたいですね。
(参考:全国郷土紙連合HP、QUIS BANG、幕別町観光物産協会HP)
コメント 感想やご意見をお願いします