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女性酪農実習生募集
最近は求人も求職もネットで行うというのが多いですね。コロナの影響もあり、実際に面談することのリスクもありますから、それも有効でかつ広い範囲での配信ができるという利点がありますね。
そして、それは農業や漁業の世界にも言えることのようです。
道北の雄武(おうむ)町では女性の酪農実習生を募集しています。通称「まきば」と言うそうですが、このほど、それをネットで配信するという試みが行われました。
漁業と同じく酪農が盛んな雄武町ではJA北オホーツクが「女性酪農実習生(通称まきば)」を募集しています。
昨年、制度を利用して雄武町へ来た酪農実習生が、得意とするネット配信を利用して、『酪農に特化した日本初のオンラインツアー』を企画し実現したものです。
6月20日にテスト配信も行われました。
今回ガイド役を引き受けた女性も、実は酪農実習で雄武町に移住した人です。彼女はツアー会社で働いていた経験を大いに活かして、牛や酪農の仕事の紹介しました。
牧場主さんとのやり取りを生中継し全国に発信しました。
JA担当者の話では、参加者は日本全国、遠くはシンガポールからと約30名の方が視聴したそうです。当日は残念ながら雨で、屋外での牛の姿を見せる事はできませんでしたが、それは生中継には考えられることですね。
「RAKUNOO」ツアーは、牛が楽しそうに過ごすありのままの姿を見ることができ、乳牛の生涯や酪農家の仕事について、オンラインでリアルに学ぶことができる。小中学校向けの食育の授業の一環として学べる内容で、教育委員会や学校関係者の体験も歓迎している。
当日の試聴に参加した小学生から
「牛はいくらで買えますか?」「放牧牛は逃げないんですか」
など、素朴な質問もあり大いに盛り上がったとのことです。
また、雄武町の牛乳を使ったチーズや、牛の堆肥を使い化学肥料・殺虫剤不使用の野菜も購入できるツアーも同時に開始。今後は、酪農の仕事に興味のある人や新規就農、北海道移住を考えている人向けのツアー、海外在住の家族や外国人を対象にしたツアーも提供する。
6月20日に配信された動画の記録です。
動画をご覧になって気が付きましたか? 牛に角がありませんね。どうしてでしょう。
その理由を知りたい方は、次のページをご覧ください。
観光協会『おうむ旅倶楽部(通称おむ旅)』では「牧場さんぽ」という体験プランを近く販売することになっています。
このプランでは、牛が放牧されているすぐ近くまで行くことができますし、人懐っこい牛と一緒に記念撮影をしたり、子牛に触れ合ったりする事もできます。
牛も結構好奇心が強く、野次馬ならぬ「やじ牛」もいるんですよ。
都会で暮らす人には結構新鮮かもしれませんし、酪農を目指す人には良い機会かもしれませんね。
(参考:JAcom、https://rakunoo.com/、雄武町観光協会HP)
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