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なまらあちこち北海道|樺戸博物館、ゴールデンカムイの聖地にファン続々・月形町

グルメ

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映画やドラマの世界になった場所が「聖地」としてファンが訪れる現象があります。
漫画「ゴールデンカムイ」の舞台となっている月形樺戸博物館もそうした現象の一つで、今若者が多く訪れています。

ゴールデンカムイの漫画に登場、月形樺戸博物館「地域の歴史知って」

ゴールデンカムイに登場する人物に関する展示がファンに人気の月形樺戸博物館
ゴールデンカムイに登場する人物に関する展示がファンに人気の月形樺戸博物館

明治期の北海道を舞台にした漫画「ゴールデンカムイ」の人気を受け、登場する空知管内の施設などをファンが訪れる“聖地巡礼”が活発になっています。

10月からテレビアニメの続編が始まったほか、実写映画化も決まっており、関係者は「地域を訪れ、歴史を知ってもらうきっかけになれば」と期待しています。

同作は、埋蔵金伝説を追う主人公の元陸軍兵士とアイヌ民族の少女の冒険を、北広島市出身の漫画家野田サトルさんが描いたものです。アイヌ文化の緻密な描写や時代背景を浮かび上がらせる壮大な世界観が人気で、今年の日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞しました。

樺戸集治監の歴史を伝える月形樺戸博物館(月形町)は、野田さんも数年前に取材に訪れ、館内の典獄(刑務所長)の執務室などが漫画に登場しています。

新撰組幹部を務めた後、同監の剣術指南役となった永倉新八や、同監に収容された画家の熊坂長庵など作中に登場する人物に関する展示もあり、町内には長庵の墓もあります。

同館の野本和宏学芸員は「これまで年配の来館者が中心だったが、一昨年ごろから若い世代を多くみかけるようになった」といいます。

同作のファンで博物館を初めて訪れた小樽市の公務員(46)は「展示を通して、囚人の暮らしや時代背景がよく分かった。漫画をきっかけに、北海道の歴史をもっと知りたくなった」と語っていました。

北海道観光振興機構(札幌)は作品ゆかりの地を巡るスタンプラリーを来年3月末まで行っており、管内では同館と、漫画に夕張の炭鉱が登場することから夕張市石炭博物館(冬期休館中のため、現在はネクスト夕張ハルクス)が登録されています。

各地点で専用アプリを起動すると、AR(拡張現実)の技術でキャラクターと並んで記念撮影できる仕組みとなっています。

漫画では、物語の鍵をにぎる網走監獄の囚人を追って、主人公たちが歌志内市内を訪れる描写もあります。

同市の道の駅「うたしないチロルの湯」では、作中にも登場する郷土料理「なんこ鍋」を味わうことができ、ファンが度々、交流サイト(SNS)のツイッターなどに投稿しています。


馬の腸を煮込む「なんこ鍋」

道の駅を運営する歌志内振興公社の山崎紀雄支配人は
「漫画のファンが訪れているとは知らなかった」
と驚きつつも、
「街に関心を持ってもらえるのはうれしい。地域の活性化につながれば」
と語っていました。

今後ますます舞台が広がることでしょうね。

(参考:北海道新聞ニュース)

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