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今年の秋季キャンプも終了し、収穫の多い内容という報告がなされています。そんな中、活躍を期待される野村佑希選手が背番号５を継承することが報じられました。
強打者の証し継承 右打ち三塁手の伝統、俺色に
日本ハムの野村佑希内野手（２２）の背番号が来季、「２４」から「５」へ変更されることが１７日、報じられました。今季の５番はレナート・ヌニエス内野手（２８）でしたが、退団が決定しています。
北海道移転後は小谷野栄一氏（４２、現オリックス打撃コーチ）、フェルナンド・セギノール氏（４７）ら強打者たちが背負ってきた歴史ある番号です。球団は大きな期待を込めて、正三塁手の筆頭候補に伝統継承を託すという訳です。
偉大な名選手たちが代々着用してきた背番号「５」。その後継者に、野村が指名されたのです。入団から４年間背負ってきた「２４」に別れを告げ、新たなユニホームで新球場のグラウンドに立つことになりました。
歴代の５番を見れば、球団からの期待の大きさがはっきり見えます。
札幌ドームへ本拠地を移転した２００４年からは、助っ人のセギノール。在籍４年間で１２２本塁打を放ち、０４年には本塁打王も獲得しました。
０８年からは、稲田現内野守備走塁コーチ。堅実なプレーと明るい性格でチームを支えてきました。
１０年からは、好打と堅守でレギュラーを張った小谷野選手。
１５年から１８年までは本塁打を量産し、「すしポーズ」でファンの心をつかんだレアード（現ロッテ）と、右打ち三塁手が続きました。
その後は巨人から移籍してきた大田選手、今季は新外国人のヌニエスが背負いましたが、すでに退団。将来性豊かな右打者であり、三塁のレギュラー定着を目指す野村に白羽の矢が立ったのです。
新背番号で心機一転を図る狙いも考えられます。ルーキーイヤーから高いポテンシャルは誰もが認めるところでしたが、けがやアクシデントに泣かされ続けてきました。今季は７月に新型コロナの陽性判定を受け、初選出されていた球宴出場を辞退。８月には左脇腹肉離れで離脱し、１軍出場は９３試合にとどまっています。
嫌な記憶は「２４」にしまい込み、新たな気持ちで勝負の５年目を迎えることになります。新球場で暴れる準備は順調のようです。
７日から１６日まで沖縄・国頭で行われた秋季キャンプは、けがなく完走しきりました。「前は、けがで秋のキャンプに来られないこともあったけど、今年は打撃も守備もしっかり追い込めた」と充実の表情を見せていました。
来季以降も一日一日成長を続け、伝統の「５」を野村色に染めていくことを期待しましょう。
（参考：道新スポーツ）
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