この記事を読むのに必要な時間は約 3 分14 秒です。
高校野球北北海道大会は、旭川志峯が白樺学園を下し、3年ぶり11度目の甲子園出場を果たしました。
旭川志峯・河合悠希「最後まで信じてもらえた」昨夏覇者に完投勝利で聖地へ

- 優勝し笑顔の旭川志峯ナイン
<高校野球北北海道大会:旭川志峯4-3白樺学園>◇22日◇決勝◇エスコンフィールド
旭川志峯(北北海道)のエース河合悠希投手(3年)が昨夏覇者の白樺学園相手に184球の完投勝利で、3年ぶり11度目の夏甲子園出場を決めた。
昨夏準決勝で2-12の7回コールドで敗れた相手に雪辱。1点差に迫られた9回2死一塁のピンチも踏ん張り、逆転を許さなかった。
「200球まで投げると冗談半分で言っていた。最後まで投げさせてもらい、信じてもらえた」と喜んだ。
1日200球以上を投げ込む日もあり、最速はひと冬で138キロから143キロまでスピードが上がった。エースナンバーは今春から背負う。身長168センチで、1センチ差の日本ハム山本拓を「背の低い選手でもプロで活躍しているので」とあこがれる。
旭川大高から校名が変更された23年に入学。現校名初となる甲子園へ、背番号1は「今日みたいに勝ちにつながる投球ができれば」と誓った。

- 完投勝利で優勝を決め飛び上がって喜ぶ旭川志峯の河合
春初戦負けから「何かを変えなきゃと」監督

引き揚げる旭川志峯の山本監督
旭川志峯が昨夏覇者の白樺学園に4-3で逆転勝ちし、現校名では初となる3年ぶり11度目の夏甲子園出場を決めた。
エース河合悠希投手(3年)が184球の完投勝利。22年8月就任のOB・山本博幸監督(45)のもと、同校初となるダブル主将制で、今春地区初戦負けの屈辱からはい上がって頂点に立った。
◇ ◇ ◇
旭川志峯のエース河合が全身を目いっぱい使って飛び跳ね、渾身(こんしん)のガッツポーズで喜びを爆発させた。白樺学園の連覇を阻止して、聖地切符を手にした。
昨夏北北海道大会準決勝で2-12の7回コールドで敗れた相手に雪辱。低めへの制球を意識し、公式戦自己最多となる184球を投げ抜いた。13安打7四死球も、要所で崩れなかった。
「最後まで仲間を信じて投げきることができた。先輩方の敵を取ることができて良かった」と勝利の余韻に浸った。
今春の旭川地区初戦で旭川北に2-4の逆転負け。河合は1点リードの6回から登板し、3失点(自責0)で敗戦した。自身の失策による失点に「自分が変わっていかないといけないと思った」と、背番号1としての自覚を強め、最後の夏を迎えた。
同戦はチームにとってもターニングポイントとなった。将来の夢が格闘家で、練習用帽子のツバに得意技のハイキックを意味する「上段」の文字を入れている熊野瑠威外野手(3年)が、もともと主将の稲葉遼内野手(3年)とともに、主将に立候補。山本監督は「選手たちの何かを変えなきゃという思いを感じた」。
この日、「1番左翼」で2安打1打点を挙げたファイター熊野、ベンチから選手を鼓舞し続けた稲葉の「ダブル主将」に引っ張られて、優勝まで駆け上がった。
北北海道の決勝進出12度のうち11度目の優勝。甲子園を目前にして勝ちきる強さを持つ。22年夏甲子園出場後に部長から監督に就任した山本監督にとって、現3年生は初めて3年間を指揮官として過ごした学年。今も「うまくなりたいから」と、自身の打撃練習も欠かさないOB監督は「勝つことが最終的な目標」と、32年ぶり甲子園勝利を見据える。
河合は「全力プレーをやっていきたい」と、聖地マウンドでも熱投を見せる。
▽旭川志峯の石田健心内野手(3回に逆転の2点適時三塁打)
「河合が頑張ってくれていた。2年生が作ってくれたチャンス。狙い球の直球が来た。思い切っていった」
旭川志峯
1898年(明31)に旭川裁縫専門学校として創立した私立校。旭川女高から64年に旭川日大に改称し、男子部開設。68年から北日本学院、70年から旭川大高、23年から現校名に変更。生徒数は410人。
野球部は64年に創部。部員数は51人。甲子園は夏10度出場。主な卒業生はヤクルト沼田翔平、広島持丸泰輝、08年北京五輪陸上男子400メートルリレー銀メダリスト高平慎士氏ら。旭川市永山7条16丁目3の16。菅野秀樹校長。
(参考:日刊スポーツ、YAHOO JAPANニュース)



コメント 感想やご意見をお願いします