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「宇宙のマチ」を売り言葉にしている大樹町で、今度はスケールの大きな映画会が開かれました。
JAXAの巨大格納庫のシャッターをスクリーンに、一夜限りの映画館 狙いは“宇宙”をきっかけにした観光需要掘り起こし 北海道大樹町

北海道で「宇宙に最も近いマチ」ともいわれる大樹町です。
宇宙のマチにしかないロケット発射場や滑走路。

大樹町がそんな「オンリーワン」の宇宙港の施設を活用した新たな観光コンテンツの開発に動き始めました。
そこで、登場したのが一夜限りの「宇宙の映画館」です。

大樹町航空宇宙推進室 吉田たすくさん
「見たときにあまりにも巨大なシャッターだったので、何かに使えないかと」

会場は、JAXA=宇宙航空研究開発機構の12階の建物に匹敵する巨大な格納庫の前。
ドライブインシアター方式で大型のシャッターをスクリーンにしようというのです。
縦17メートル、横30メートル、日本最大級の映画館で上映するのは、トム・ハンクス主演の映画「アポロ13」。
月面探査船アポロ13号爆発事故の実話を基に、絶望的な状況に陥った宇宙飛行士たちが、力を合わせて地球への生還を目指すスリリングな人間ドラマです。

企画立案した大樹町・航空宇宙推進室 吉田たすくさん
「大樹町のイベントで地元の小学校の生徒と話す機会があって、女の子が『私は映画館で映画を見たことない』と言って、そのとき約束をしました。おじさんが日本で一番大きな映画館を作ってみせるから」

大樹町のJAXAの施設が観光に活用されるのは、今回が初めて。

背景には、宇宙をきっかけにした新たな観光需要の掘り起こし。
そして、宇宙関連の視察でマチを訪れる人たちの滞在時間を延ばして、地元に「金が落ちる」仕組みをつくる狙いがあります。
大樹町民
「よそからもきっとお客さん来るだろうし、それはいいんじゃないですか」

一夜限りの宇宙映画館は来年1月7日の午後6時から。
入場は無料で、先着40台、来月18日から予約の受け付けを開始します。
大樹町では、このほかVRゴーグルを使った宇宙旅行体験や水風呂がない「真冬のテントサウナ」も企画しているということです。
(参考:TBS NEWS DIG)
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