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桜前線“史上最速”で北海道到達…松前町でサクラ開花宣言
桜前線が史上最速で北海道に到達しました。
北海道内で最も南に位置する松前町は桜の名所、松前公園にあるソメイヨシノを標準木にして毎年、独自にサクラの開花を発表しています。
16日は午後3時に町の職員がサクラの開花状況を調べ、基準となる5輪の花が咲いているのを確認して、ソメイヨシノが開花したと発表しました。
町によりますと記録が残っている昭和57年以降、最も早い開花で、これまででいちばん早かった平成14年より1日早いということです。
私は松前町に仕事の関係で、3年だけ住んでいましたが、例年だと3月の末に「冬桜」が咲き、次に「ソメイヨシノ」が咲いて、本格的な桜のシーズンの始まりとなっていました。
松前公園内には250種類、1万本~1万2千本の桜がありますから、例年3月の末から6月中旬まで、早咲きから遅咲きのものまであるので、実に3か月近く桜を楽しめるという特別な場所です。
今年は史上最速の開花ということで、驚いています。もっとも、これは全国的な傾向で、各地で史上最速という言葉も聞かれましたね。
松前町に初めて夫婦で来たという北広島市の女性は「まさか開花宣言のときにサクラを見られるとは思わなかったので、びっくりしています。満開ではないですが密を避けて、のびのびと見られてうれしいです」とNHKのニュースで話していました。
松前公園では去年、新型コロナウイルスの影響で恒例の「さくらまつり」が中止となりましたが、ことしは検温や消毒などの感染対策を実施したうえで、今月24日から開催されます。
この後、北海道各地で桜が駆け巡り、根室・稚内に到達するのは5月末頃になります。
ですから、道外からの観光客の方々はもう一度桜が見られる、と喜ぶ人たちもいます。
次は松前町観光協会から送られた動画です。
案内をしてくれる石川文明さんは、私の友人で、現在は松前町観光協会長を務めています。
(参考:UHB 北海道文化放送TVニュース、NHKTVニュース 松前観光協会HP)
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