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全国的に猛暑だった今年の夏、北海道も31日間連続猛暑日を記録しました。それでも北海道は本州に比べて「涼しい」所という認識を旅行者にの皆さんはお持ちのようです。
ライダーの方々もコロナ前を上回る数の来道でした。
猛暑の夏、北海道は今年もライダーの「聖地」でした…フェリーの予約はコロナ前を上回る
ライダーハウス「みどり湯」で、肩を組んで松山千春さんのヒット曲を歌う宿泊客。この瞬間が楽しみで毎年通う人も少なくないという(どちらも7月14日、稚内市で)
本州に比べて幅広く整備された道に、眼前に広がる雄大な自然。そして涼しい風を感じながら走る爽快さから、北海道はライダーの「聖地」とされています。コロナ禍の「密」回避の趣味などでバイクブームが再燃する中、今夏も多くのライダーが道内を駆け抜けました。
斜里町の「天に続く道」は記念撮影スポットとしてライダーにも人気。滋賀県から訪れた会社員の2人組は「どこまでも延びる道がとても開放的」と雄大な風景を満喫していた(9月19日)
「今日はどこから?」「あのお店のご飯がおいしいよ」――。最北の地・稚内市のライダーハウス「みどり湯」では、初対面のライダー同士が和気あいあいと机を囲んでいました。
格安で宿泊できるため、1990年の開業以来、愛され続けています。最北端の宗谷岬、牧場が点在するサロベツ原野など、道北地方は北海道らしさを感じられるスポットが多く、交流拠点としてもにぎわっています。
昨年に免許を取得して初めて来たという新潟県柏崎市の男性(57)は「自然と打ち解けられ、とても楽しいです」と笑顔を見せていました。
ガソリンスタンド「ホクレンSS」は毎年、こうしたライダーの交通安全を願い「ツーリングフラッグ」を夏季限定で販売しています。
北海道と本州を結ぶフェリーが発着する苫小牧西港フェリーターミナルは大勢のライダーたちが利用する(8月13日、苫小牧市で)
道東、道南、道央、道北の地方ごとにデザインが異なり、キタキツネやシマエナガなどの図柄はお土産にも人気といい、付けた旗をなびかせながら走るバイクがあちこちで見られました。
「太平洋フェリー」の苫小牧西港フェリーターミナル(苫小牧市)はお盆時期、乗船を待つライダーで埋まっていました。仙台、名古屋を結んでおり同社の担当者によると、今夏の2輪車の予約はコロナ禍前を超え、キャンセル待ちも続いたといいます。
日本海を望む「オロロンライン」。発電用の風車が立ち並ぶ宗谷エリアは多くのオートバイが行き交う(7月19日、幌延町で)
山形県米沢市から訪れた男性(47)は、「本州とはひと味違う道路のスケール感が最高に気持ちいいですね」と満足げに語っていました。
警察庁の運転免許統計によると、普通2輪免許の取得者は2019年から増加傾向。ライダーの皆様、どうぞ来年の夏も安全運転でステキな思い出を作ってください。
(参考:読売新聞オンライン)
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