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なまらあちこち北海道|名店「炉ばた」営業再開・釧路

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火災で営業休止をしていた、釧路の名所「炉ばた」がオープンしました。初日からさっそくなじみだったお客さんや、観光客等でにぎわいを見せました。

炉端ブームに熱い期待 釧路で「炉ばた」再開

営業を再開した炉端焼き発祥の店「炉ばた」

釧路市

 釧路名物炉端焼きの発祥の店とされ、昨年8月の火災の延焼で休業していた釧路市栄町の「炉ばた」が13日、1年1カ月ぶりに営業を再開し、観光客らでにぎわいました。市内の炉端店でつくる業界団体「釧路炉ばた学会」は、老舗の復活を「業界を盛り上げるチャンス」と歓迎しています。

 午後5時、築70年の店舗の古びたあんどんに明かりが灯り、店内のいろりにくべられた炭火から上がる煙が繁華街へと流れだしました。

 開店と同時に来店した大学3年の佐藤愛鈴さん(21)は、米ハワイ州ホノルル市から訪れたとのことです。昨年8月、釧路に住む祖母らと初めて来店。ハワイで生まれ育ち炉端焼きは初体験でした。焼き手が、目の前のいろりで魚を焼き上げる姿と、ふっくらした焼き上がりが気に入りました。帰国後に店が火事になったと知り、心配していたといいます。1年ぶりの来釧と店の再開が偶然重なったそうです。この日はキンキを注文し「再開できて、本当に良かった」と笑顔を見せていました。

 4代目女将(おかみ)の中島実亜さん(31)は「新しい店で、釧路の炉端文化を盛り上げ、皆さんの応援に応えたい」と力を込めています。

 市内12店でつくる釧路炉ばた学会は、「炉端」と呼ばれる店の定義を、炭火を使ったいろりを囲んで食事や会話を楽しむことができ、地元食材を積極的に使う店―と提唱しています。

若原一恭事務局長(67)は「発祥の店の再開で、炉端ブームになるのでは。チャンスを生かしたい」と波及効果を期待していました。

同学会は17日、体験型観光の国際イベント「アドベンチャートラベル・ワールドサミット」の関連事業で釧路地域を視察する海外メディアと懇談し、炉端文化をPRすることになっています。

(参考:北海道新聞ニュースエディター)

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