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知床横断道路
冬の間通行止めとなっている北海道東部の斜里町と羅臼町を結ぶ知床横断道路では、観光シーズン本番を迎える4月下旬の開通を目指し、除雪作業が進められています。
多いところでは4月8日現在も3メートルほどの積雪があり、その高さは優に作業車よりも高く、冬期間の厳しさを伝えています。
2020年11月から冬の通行止めとなっている知床横断道路では3月10日から除雪作業が始まりました。例年、この作業が始まると、「春が近づいたな」と地元の人たちも待ちわびる気持ちを弾ませるようになります。
北海道開発局によりますと、これまでに羅臼側で約6割、斜里側で5割ほどの作業を終えたということです。
今年の斜里側の降雪量は例年とほぼ同じで、最高で約3メートルの雪壁がそびえる場所もあります。
この日公開されたのは知床峠まで約300メートルの斜里側の地点。前日にショベルカーが崩した雪を、ロータリー除雪車2台が風下方向に勢いよく飛ばしていました。
除雪車は1時間に3600トン処理する能力を持つということです。その除雪車を使っても何日もかかる作業です。
網走開建網走道路事務所の関係者は「作業は5割程度進んでいます。大型連休前の4月下旬の開通を目指し、観光客の皆さんに雄大な知床の景色を堪能していただきたい」と話していました。
2020年は、4月27日に全線開通しました。去年に比べると2日遅いそうです。
ただ、当分は道路凍結の恐れもあるので、夜間は通行禁止です。24時間走れるようになるのは5月下旬の予定です。
(参考:UHB 北海道文化放送ニュース、北海道新聞、日テレニュース)
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