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なまらあちこち北海道|トルコ地震救助に、函館出身の二人

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トルコ地震は大変な被害が出ています。日本から派遣された国際緊急救助隊に函館出身の二名の方が参加しています。

このほど帰国して記者会見が行われました。

知床の経験生かし捜索「1人でも多く救いたかった」

 

国際緊急援助隊・救助チームの一員として、トルコに派遣された岡村さん(左)と重金さん。大地震の悲惨さを実感したという
国際緊急援助隊・救助チームの一員として、トルコに派遣された岡村さん(左)と重金さん
 トルコ南部で6日に発生した大地震で、政府の「国際緊急援助隊・救助チーム」の一員として活動した海上保安庁職員の岡村準之輔さん(37)と重金勇作さん(30)=いずれも函館出身=が16日、北海道新聞の取材に答え、被災地の現状を語りました。

 2人は昨年4月の知床半島沖での小型観光船沈没事故でも行方不明者の捜索に参加しており、「知床での活動と同じように、少しでも多くの人を救いたいという一心で捜索に当たった」と振り返っていました。

 岡村さんは第3管区海上保安本部羽田特殊救難基地(東京)の副隊長で、重金さんは第1管区海上保安本部函館航空基地の機動救難士。救助チームは2人を含む海保や警察庁、消防庁の職員ら計73人で構成されました。

 7日から14日にかけて震源に近いカフラマンマラシュで捜索救助活動に当たり、15日に帰国しました。期間中は現地のチームと連携して女児1人を救出したほか、男女6人の遺体を収容したとのことです。

 捜索は倒壊したれんが造りの建物などで行われ、二次災害のリスクと隣り合わせだったといいます。岡村さんはがれきの中から男性1人の遺体を収容しました。「怖く、寂しかっただろう。亡くなっていたのは残念だが、ご家族の元にしっかりと返すことには意義があると思う」と語っています。

 重金さんは、倒壊した家のベッドの上で娘を抱く女性の遺体を見つけた。抱き上げた時にはぬくもりがあったといい、「とっさに子どもをかばおうとしたのでは。体を抱きかかえた時に、この災害の悲惨さを実感した」と述べています。

 一方、岡村さんと重金さんを含む救助チームの代表14人は16日、東京都内で記者会見しました。

柴田理香副団長(43)は「夜は氷点下になる。暖房があり、家族で落ち着いて生活できる空間が必要だ」と強調。車中泊をしていた職員たちに地元の人々からスープの差し入れがあったエピソードなども紹介しました。

(参考:北海道新聞電子版)
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