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なまらあちこち北海道|レトロバス「MR430」のツアー・旭川

北海道

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姿・形・乗り心地、すべて懐かしいバスです。こんなのが走っていたんです。

旭川でレトロバス「MR430」の乗車ツアー

(NHKニュース)

昭和の時代、旭川市で運行されていた大型の路線バスが、引退から40年以上を経て車体が修復され、バスファンなどにお披露目されました。

修復されたのは旭川市のバス会社「旭川電気軌道」が運行していた、昭和38年製造の「MR430(よんさんまる)」です。

高度経済成長期に通勤や通学で多くの人を運べるよう、全長およそ12メートル、定員110人と、現在の一般的な路線バスよりも大きく、大型化に対応するため、前輪は車軸が2つで、タイヤが4本あるのが特徴です。

昭和53年に引退したあと、40年余りにわたり愛好家のもとで保管されていましたが、「旭川電気軌道」が譲り受け、1年余りかけて車体の修復を進めてきました。

21日は、修復を終えたバスのお披露目会が開かれ、道の内外から訪れたバスファン30人がピカピカによみがえったバスを熱心に撮影していました。

神奈川県から訪れた50代のバスファンの男性は、「昭和のバスを復元させた技術に驚きました。いまのバスにはない温かさを感じます。また見に来たいです」と話していました。

「旭川電気軌道」によりますと、国内に現存する同じ型のバスのうち、走行できるのはこの1台だけだということで、今後は、バスファン向けの観光ツアーなどを企画して、旭川市の新たな観光資源にしたいとしています。

このバスは1963年製で、同社が廃車寸前の車体を1年余りかけて復元されました。ツアーでは、かつて同型バスが走った路線を走行。東京や関西、九州などから参加した30人が、旭橋や常磐ロータリーなど旭川の街並みを楽しみました。

企画した日本旅行によると、代金は1人3万3千円ですが、販売開始の翌日に完売したということです。

 神戸市の会社員は
「街を走る姿も、停車している姿も芸術的な美しさだった」
と興奮した様子で話していました。

旭川電気軌道によると、今後、一般公開やツアーによる走行も検討しているそうです。

(参考:NHK北海道ニュース、北海道新聞電子版)

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