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なまらあちこち北海道|カヌーや観光列車で自然を満喫・釧路湿原

グルメ

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さあ、本格的な冒険の季節です。日常を忘れて、大自然の中に身を置き、流れに身を任せるという体験はいかがでしょうか。暑さも憂さも忘れて冒険の度に出かけましょう!

カヌーや観光列車で自然体感 北海道・釧路湿原

雄大な自然に囲まれながらカヌーで釧路川を下る=北海道釧路町(坂本隆浩撮影)

雄大な自然に囲まれながらカヌーで釧路川を下る=北海道釧路町(坂本隆浩撮影)

観光シーズン真っ盛りの北海道。自然に触れながら、ゆったりとアクティビティー(体験活動)を楽しむには絶好の時期です。道東の釧路湿原国立公園(釧路市)では、釧路川をカヌーで下ったり、観光列車から湿原の風景を楽しんだりすることができます。その魅力に迫ります。

川下りで自然満喫

 釧路湿原は総面積2万8788ヘクタール。ラムサール条約にも登録された日本最大の湿原です。手つかずの自然や動植物が生息する広大な景色は観光客からも人気で、新型コロナウイルス禍の前は年間約500万人前後が釧路エリアを訪れ、その多くが湿原を観光しているという実績があります。

 中でも人気はカヌー川下り。釧路市に隣接する釧路町で20年以上、釧路川などのカヌーツアーを催行している「釧路マーシュ&リバー」(斉藤松雄代表)の協力の下、繁殖期を迎えた野鳥たちのさえずりを聞きながら川下りを体験しました。

 乗り込んだのは軽量かつ丈夫な素材でできたカナディアンカヌー。前席に記者が乗り、後席にはかじを取る斉藤さん。愛好家にとっては聖地とも呼ばれる釧路川で約8キロの川下りが始まりました。

 「パドル」と呼ぶかいを左右に漕ぎ分けながら時速5~6キロのゆっくりした速度で前進します。水面から100センチほどの高さから見る景色は、今までになかった感覚でとっても新鮮です。初夏の釧路川はまだ緑が少なかったのですが、「夏は木々に葉がついて景色ががらりと変わります。季節の変化を楽しめるのも川下りの魅力なんです」と斉藤さんが教えてくれました。運が良ければ川岸で木々の芽などをはむエゾシカの姿や、オジロワシやタンチョウなど野生動物に出合えるそうです。

 川下りツアーは四季に応じて楽しめるのが魅力で、「当社は通年でツアーを催行していますが、厳冬期でもパドルを漕ぐのでそんなに寒く感じませんよ」(斉藤さん)。氷点下20度前後まで冷え込むと、水面から立ち上る水蒸気が冷たい空気に触れて霧状になる「気嵐(けあらし)」の現象が起きます。「気嵐に包まれた釧路川をゆっくりとカヌーで進む時間は幻想的です」と語っていました。

鉄道から湿原臨む

 釧路湿原では4~10月に期間限定で運行する観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」もお勧めです。JR釧路駅発着で、湿原内の釧路川などに沿って塘路(とうろ)駅との間を往復運行しています。所要時間は片道約45分。

釧路駅発着の観光列車「くしろノロッコ号」車内から釧路湿原を眺める観光客=北海道釧路町(坂本隆浩撮影)

釧路駅発着の観光列車「くしろノロッコ号」車内から釧路湿原を眺める観光客=北海道釧路町(坂本隆浩撮影)

 レトロな雰囲気の展望車は釧路駅を出発し、市街地を抜けると時速20キロのゆっくりとした速度で湿原へ向かいます。展望車の車内は窓が大きく、パノラマの景色が好評。見どころポイントで一時停車する演出もあります。

 復路はあえて国鉄時代からの古い車両を使った自由席に乗り込みます。上下スライド式の大きな窓を開けると、心地よい風とともに木々の香りとレールを走る鉄道車輪の音が飛び込んできます。しばらく感じていなかった五感を刺激する体験に心が躍る体験です。

代表格は「炉端焼き」

 旅は地元グルメへと。釧路の代表格は、新鮮な魚介類などを炭火で焼き上げる「炉端焼き」と、熱した鉄板皿に濃厚なミートソースのスパゲティと肉厚なトンカツを乗せた「スパカツ」も人気です。鶏のから揚げ「ザンギ」は、ソース風味のたれやコショウで味付けされています。釧路観光コンベンション協会の細川悟志さんは「たくさんありすぎて一番のお勧めを選べません。ぜひ釧路で味わってください」と笑顔で話してくれました。(坂本隆浩)

アクセス

釧路湿原 JR釧路駅から釧路湿原駅まで約20分。たんちょう釧路空港から釧路市湿原展望台まで車で約25分。釧路観光コンベンション協会(0154・31・1993)。

釧路マーシュ&リバー 2人以上の参加で1人1万円から(保険料込み)。不定休(年末年始休み)。(0154・23・7116)。メールはcanoe@946river.com。

くしろ湿原ノロッコ号 釧路―塘路(とうろ)間を1日1~2往復。料金は片道で大人640円、展望車指定席は同840円、子供(小学生以下)半額。

(参考:産経新聞)

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