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なまらあちこち北海道|酒粕をハンドクリームに・倶知安農高

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廃棄予定の酒かす、ハンドクリームに 倶知安農高生、商品化に挑戦

化粧品作りに挑む倶知安農高の生活班の生徒たち

化粧品作りに挑む倶知安農高の生活班の生徒たち

後志管内倶知安町の倶知安農高の生徒たちが、町内の酒蔵で出る酒かすを原料にハンドクリーム作りに取り組んでいます。

専門家や化粧品会社の助言を受け、新年度中の商品化を目指すことになっています。北海道教育委員会によると、高校生が化粧品を製造するのは道内では珍しいとのこと。

化粧品作りを目指すのは同高生活班の2、3年生9人です。授業の一環で町内の二世古酒造と連携して日本酒造りに取り組み、副産物の酒かすの多くが使われず、廃棄されている現状を学びました。

酒造業界では「杜氏(とうじ)の手がきれい」と言われていることや、酒かすが化粧水などに使われる例があることも知り、ハンドクリーム作りを思い立ったというものです。

昨秋、作業に着手し、酒かすに詳しい金沢工業大の尾関健二教授(農学)に成分分析を依頼したところ、酒かすを低温で乾燥させパウダー状にすると、保湿効果をもたらす成分が多く含まれることが分かりました。

同管内ニセコ町に昨夏、店舗を構えた化粧品会社「ICOR(イコ)」からは医薬品医療機器法上、化粧品製造に必要な成分登録の方法を学びました。

今後、生徒たちは蜜蝋(みつろう)やオイルに酒かすを混ぜたクリーム作りを進めることになっています。酒かすを使ったお菓子作りも併せて行っており、同高3年の一人は「酒かすの消費拡大、食品ロス削減につなげたい」と意気込んでいます。

このお酒を造っている中で、化粧品が開発されました。

私たち消費者のためにも、安くて良い製品を作り出して欲しいものですね。倶知安農業高校生の取り組みには期待しています。

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