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なまらあちこち北海道|身長を超えるフキ・音別

グルメ

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2mを超えるフキ・音別

北海道のフキ(蕗)と言えば、巨大な「ラワンブキ」を思い出します。
北海道が生んだ歌手・松山千春が生まれ育った足寄(あしょろ)の螺湾(らわん)地区で有名なラワンブキです。

この写真は、旧JR足寄駅にある「道の駅・あしょろ銀河ホール21」に展示してあるものの中の1枚です。その大きさがよく分かるショットですね。雨が降ったら傘替わりに使えそうです。
その足寄のラワンブキに負けない大きさのフキが、今回紹介する「音別(おんべつ)」のフキです。主として「一般社団法人音別ふき蕗団」の活躍により徐々に販路を広げています。
栽培方法は、堆肥を投入し無農薬栽培を目指していることから、雑草の除去などに人手を必要とします。そこで、釧路市の生活相談センターから「就労準備支援事業」の一部事業を受託しており、音別の知的障害者施設、セーフティネットの対象となる方々、高齢者の方々などの雇用の創出に繋がっています。(音別ふき蕗団HPより)
蕗のおいしい食べ方のレシピを公開することで、若い世代にも音別フキの需要も伸びています。
佃煮を作ったり、蕗の葉の抽出液の活用など、様々な形で蕗を発信しています。また、連携先では、ずっと閉鎖されていた蕗の加工場を再開し、雇用も生んでいます。
蕗を製品化する時に出る皮を活用し、和紙「富貴紙(ふきがみ)」を地元特産品として販売もしているんです。
音別町の蕗は乱獲や自然環境の変化で、絶滅の危機に立たされていました。
そこで、減農薬、無農薬の蕗栽培と、その有効活用をすることで、雇用の創出、地域の活性化、高齢者の健康作りを目的として法人を設立しました。「ふきで音別が有名になり、若い人から年配の方まで、どんな人も自信を持って暮らせる地域」を目指している。(同上)

今年の収穫は24日に始まり、6月末まで続く。今月29日には同法人のメンバー約10人が、根元の切り口からフキの中をのぞいては虫食いや傷みがないか丁寧に確認しながら75キロのフキを刈り取り、その後、福岡県に出荷しています。

次の動画は昨年の収穫の様子です。(北海道新聞ニュースより)
切り取った後の流れ出る水は正にみずみずしさの象徴です。

音別町産のフキは、みずみずしくて軟らかいのが特徴です。同法人の代表は「はしりのフキは特に軟らかく、天ぷらにして食べるのがおすすめですよ」と語っています。

このフキは同法人の畑などで買うことができます。

価格は1キロ500円(6月7日以降は同300円)。
問い合わせは伊藤さん(電)090・1526・9935へ。

(参考:音別ふき蕗団HP、北海道新聞、釧路市HP、ウィキペディア)

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