なまらあちこち北海道|ぱんじゅうへの想い・夕張市

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ぱんじゅうへの熱意

あなたは「ぱんじゅう」ってご存知ですか?
名称からして、パンと饅頭を合わせたものだろうと感じますよね。
ではその前に、パンと饅頭の違いはどうでしょうか。
パンは小麦粉などに水、塩、酵母などを加えて、発酵させ、焼いたもので、饅頭は小麦粉を練った生地で餡を包み、蒸したものですね。
では「ぱんじゅう」とは何でしょう。
ここ夕張市で「ぱんじゅう」のお店を開いている「小倉屋」では、餡を包んだ生地を焼き上げるという、パンと饅頭の両方の製法を使って焼き上げたものです。と書くとどういうものか想像しがたいものですが、分かりやすく記載すれば、「今川焼」の製法だと書けば分るでしょうか。
ただし、形が饅頭のように半球状のものです。だから「ぱんじゅう」なのですね。
このぱんじゅう、歴史をたどって行くと、三重県伊勢市で始まったものが1945年に小樽に伝わり、その後、1950年に「小倉屋」の創業とともに発売されるようになったということです。
当時夕張の主産業が炭鉱でした。そこで働く鉱夫たちにたちまち評判となり、爆発的に売れたのです。
小倉屋の先代が常連客だった沼さんが1981年に受け継ぎ、現在はその娘の沼直子さんが継いでいます。
先代の味は炭鉱労働者向けに甘かったが、沼さんは甘さを抑えた現在の味に変更。一方で、ふっくらと焼き上がるよう、その日の湿度で水加減を微調整するなどの製造方法や、十勝産の小豆を使うなどの素材へのこだわりは継続している。(北海道新聞より)
感染対策をしっかりと施しながら、丁寧にぱんじゅうを焼き上げる沼直子さん
(ぱんじゅうを焼く直子さん、北海道新聞より)
しかし、ぱんじゅうを焼く銅板が古くなり、自分の年齢も考え、来年で辞めようと思っていました。しかし今年3月に「コロナウイルス」に感染し、逆に夕張の伝統の味を絶やしたくない、との思いが強くなり、今では「銅板が壊れるか、私が倒れるかどちらかまで続ける」と意を決したのです。
直子さん、4月からは感染対策をしっかりと取りながら、ぱんじゅうを焼き上げる毎日です。

営業時間は午前10時~午後5時。不定休。1個100円です。夕張に行く機会があれば是非寄って、夕張伝統の味をご賞味ください。


(夕張立て坑跡、奥は花とシネマのドリームランド)

(参考:北海道新聞、ウィキペディア、夕張市HP)

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