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札幌市円山動物園に待望の象の赤ちゃんが生まれました。
初めての出産で苦労もありましたが、喜びで沸く動物園です。最後の動画があります。
アジアゾウ“パール”出産までの道のり 国内初「準間接飼育」で赤ちゃん誕生 札幌市円山動物園
道内初、そして国内初の快挙です。
札幌市円山動物園のアジアゾウ“パール”が、おととい(19日)出産しました。
国内初となる飼育方法での出産は、飼育員の努力と愛情のたまもの。
動物園内の喜びもひとしおです。
歓喜の瞬間は、おととい夜10時半すぎに訪れました。
円山動物園のアジアゾウ“パール”が、道内では初めてとなるゾウの赤ちゃんを産んだ瞬間です。
赤ちゃんを立たせようと足で支える母親のパール。
赤ちゃんゾウはその後、パールの周りをちょろちょろと歩き、母乳を飲む姿も。
(坪松耕太さん)「きょうもこないかなとか言っていた矢先に急にきまして、テンパってですね、電話をかけ間違えて他の人に電話をかけてしまったり。とりあえず大きな喜びで終われたことが一番よかった」
顔をほころばせる坪松耕太さん。
ここまでゾウの飼育員をまとめてきました。
およそ半年前。
坪松さんらはある決意を固めていました。
(坪松耕太さん)「誰もやったことのない未知なこと。職員が一つ一つ手探りでやっておりますので、調整しながらがんばっていきたいなと思います」
それは、自然に近い形で飼育する国内初の「準間接飼育」での出産です。
ゾウの飼育には、人間が直に接する「直接飼育」と、接することのない「間接飼育」の2つの方法があります。
ストレスの軽減や飼育員の安全を確保するため、パールは2つの飼育方法のいいところをあわせた、
柵越しの飼育方法「準間接飼育」というスタイルがとられていました。
(坪松耕太さん)「我々が参考とする相手が海外にしかなかったんですね。3人1組で仮眠をしっかりとれる状況を作りながら観察を続けた」
妊娠したパールを、国内では経験のない準間接飼育で出産をさせようと決めたのです。
夜間も6人の飼育員で交代をしながらパールを観察。
生まれてくる赤ちゃんやパールの安全を守るために寝る間を惜しんで、妊娠が判明してからこの1年、ゾウの出産に向き合ってきました。
待ちに待った喜びの瞬間。
(坪松耕太さん)「やっときたぞという感じでした」
赤ちゃんは全長90センチ・体重90キロ程度とみられ、性別はまだわかっていませんが、安産だったということです。
(来園客)「早く会ってみたいですね、楽しみだね、赤ちゃんいるんだって」
(来園客)「成長を一緒に見られるのがとても楽しみなのでまた子どもと来たい」
(坪松耕太さん)「ひとりでもゾウを見て感動してもらえる、そんな素敵な存在になってほしい」
飼育員の努力と愛情が実を結んだ2023年8月19日。
赤ちゃんの一般公開は、様子を見ながらおよそ1か月後となる見通しで、愛称も一般に募集する予定だということです。
(参考:STVニュース)
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