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なまらあちこち北海道|氷のメリーゴーランド?・大沼公園、中札内ダム・夕張ダム

北海道

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一年を通じて、人はいろんな遊びを開発します。これは北欧で発生した遊びで、確かに楽しそうです。これは日本国内でインフラツーリズムで工夫されている事業です。

氷のメリーゴーランド

橋やダムなどを観光資源として活用する「インフラツーリズム」は、広大な土地にさまざまなインフラを抱える北海道が先行しています。普段は立ち入れない公共施設を開放することで、国内外の観光客を呼び込む有力コンテンツとなります。技術者の高齢化や人手不足が進む中、若年層の関心を高めて将来の担い手を増やすことも期待されています。

 国土交通省がまとめた「インフラツーリズム」のツアー件数は、北海道が全国1位の48件(2022年11月時点)。2位の広島県(24件)を大きく引き離し、全国で企画されたツアー総数(計414件)の1割強を占めています。新型コロナウイルス禍前の19年と比べても、道内でのツアー件数は8割強の水準を維持しています。

 北海道開発局は13年度から旅行会社などと協力し、公共施設の見学を旅行行程の中に取り入れたツアー商品の開発を進めてきました。ツアー企画数や参加人数は年々増加し、コロナ禍前の18年度には13年度比で6倍となる1024人まで拡大しています。コロナ禍の影響が続いた21年度も15施設をのべ264人が訪れました。

古平漁港でのインフラツアーでは、前浜で水揚げされたサケの三枚おろしも体験できる(神恵内村)

 22年度には北海道中央バスや北海道西部の積丹半島にある神恵内村、古平町が連携して「古平漁港」(古平町)を中心としたモデルツアーを開催しました。屋根付き岸壁がある漁港の見学に加え「サケさばき体験」や「いくら醤油(しょうゆ)漬け見学」などを組み込み、インフラ(漁港)が支える地域の暮らしぶりや食生活まで体感できるツアーに仕上げたものです。

 地元出身の大学生のガイドから始まる日帰りツアー(札幌発着)は、キャンセル待ちが出るほどの人気だったといいます。

23年度以降の開催も検討しており、「漁港から食卓までの『サケの物語』というテーマを設けることで、ツアー内容に一貫性を持たせ、参加者の満足度を高めることができた」(開発局開発監理部)と手応えを語ていました。

ダム湖の氷を円形にくりぬき、人を乗せて回転させる「アイスカルーセル」周辺から一望する札内川ダム(中札内村)

 ツアーを受け入れる施設側も工夫を凝らしています。JR帯広駅から車で約90分の距離にある礼内川ダム(中札内村)では23年1月、凍結したダム湖面の氷を円形にくりぬき、人を乗せて回す遊び「アイスカルーセル」の実証実験を実施しました。ダム愛好家を含む約15人が直径10メートルの「氷のメリーゴーラウンド」の上でダム湖に広がる大雪原や大空の眺めを楽しみました。

 アイスカルーセルは北欧発祥で、夕張シューパロダム(夕張市)でも実施されるなど注目が高まっています。札内川ダムでは安全点検用の通路「監査廊」を案内人付きで見学できますが、さらに巨大インフラ設備で楽しめる冬ならではの体験型観光メニューとして本格的な導入を検討しています。

 河川上流域にあるダムの周辺は過疎地が多く、インフラツアーで訪れる観光客が増えれば、周辺地域の交流人口が拡大することも期待されています。札内川ダムを管理する帯広開発建設部帯広河川事務所は「湖面から眺める雪山に囲まれたダムの景色は圧巻」と語っています。

(参考:日本経済新聞データで読む地域再生)

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