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なまらあちこち北海道|士別翔雲高卒業生3人が重量挙げで全国V

スポーツ

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北海道内で、高校生の重量挙げに力を入れている学校があります。士別市の士別翔雲高校です。
毎年、高体連でも活躍していますが、その卒業生3人がそろって大学での選手権で優勝をするという快挙を成し遂げました。

士別翔雲高卒3人が重量挙げで全国V

全日本学生新人選手権でスナッチに挑む丹選手(本人提供)
全日本学生新人選手権でスナッチに挑む丹選手(本人提供)
 重量挙げの第67回全日本学生新人選手権で、いずれも士別翔雲高出身の丹翔琉(かける)選手(20)=日大2年=と羽田創(そう)選手(20)=早大2年=が各階級で優勝しました。
 第19回全日本学生選抜大会でも瀬川瑠奈(るな)選手(19)=東京国際大1年=が優勝。士別翔雲出身の3人が頂点に立ち、存在感を見せつけました。
 両大会は9日から12日にかけて埼玉県上尾市で開かれたものです。新人選手権に出場した丹選手(73キロ級)は前半種目スナッチ2回目で、自身が持つ同階級の北海道記録タイの125キロに成功。3回目は130キロを挙げ、道記録を更新しました。
 後半種目のジャークでも道記録まで3キロに迫る145キロをマーク。2種目合計のトータルで275キロと、自身の道記録を更新しました。同階級のトータルで2位に33キロ差をつける圧勝で、大会の優秀選手賞にも選ばれました。
 「練習のしすぎを指摘され、直前1週間は最低限の練習にとどめた」という丹選手。スナッチ130キロは練習でも挙げたことがなく、「経験を積むつもりで挑んだが、思いがけず成功した」と喜んでいます。
 2021年の東京五輪代表で日大職員の近内三孝さんから、スナッチを中心にフォームを改善する指導を受けたのがようやく花開いた形です。
 同選手権では羽田選手も男子109キロ級に出場。トータル279キロで、大学入学後、初めて優勝をつかみました。高校時代、全国優勝し活躍が期待されましたが、大学では長く左膝痛に悩まされていました。「コーチの指導で最近、ひざが痛くならないようにする運動に取り組み、効果が出ています」と話し、成長への足がかりをつかんだようです。
 学生選抜大会の女子71キロ級では、瀬川選手が、トータル202キロで優勝しました。「今年初めての試合。失敗しがちだったスナッチ1本目に成功したことは良かったです」としつつ、2種目とも以前からの課題があぶり出されたと反省点も。

 「フォームを一から見直し、体づくりをして、5月に韓国で行われるアジア選手権で結果を出したい」と前を向いています。

(参考:北海道新聞ニュースエディター)

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