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23年度最終戦は3連勝の「レバンガ北海道」24年へ弾みをつけました。24年の幕開け戦に向けて明るい材料が見つかりました。
【バスケ】B1北海道が今季初3連勝 折茂社長「自分の最後の大仕事」26年Bプレミア参入誓う
レバンガ北海道の折茂社長(中央)は笑顔で、観客席に大みそかのプレゼントを投げる
レバンガ北海道は88-81で富山を下し、23年最終戦を今季初の3連勝で締めた。4点ビハインドのハーフタイムに折茂武彦社長(53)が観客席に縁起物のおもちを投げ入れると、チームは逆転勝利。記者会見に臨んだ折茂社長は「26年のBプレミアリーグ(トップリーグ)にクラブを参入させることが、自分の最後の大仕事。代表として全力で取り組む」と決意表明した。
大みそかのこの日の観客数は4077人。10月に開幕した今季のホーム14試合の平均観客動員数は4543人となった。10月25日の千葉J戦でクラブ史上最多6646人を記録するなど、Bプレミア参入条件の平均4000人を上回る。売上高12億円の条件もクリアの見込みだ。「平均4000人の条件を知って、心配で会場に来てくださっている方もいると思いますが、本当にありがたい。この声援は間違いなくプレーの力にもなる」と目尻を下げた。
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第4Qで3点シュートを決めるレバンガ北海道の寺園(中央)
折茂社長にとって何より心強いのは、札幌市が札幌ドームの敷地内に新体育館建設を検討していること。実現すればリーグ参入条件でもっともハードルの高い「収容人数5000人以上でラウンジ席などを備えたアリーナ」をクリアできる。「市とも協力しながら、バスケットに限らず、コンサートや他競技でも使える、市民から必要とされる施設ができれば」と言う。
12月30日の試合ではユース育成特別枠で出場した2人の高校生がコートで躍動するなど、クラブの明るい話題は多い。「(高校生の活躍は)素晴らしい光景だった」と折茂社長。新年も全力で、レバンガの明るい未来を切り開く。
○…主将の寺園脩斗(29)が勝利を呼び込んだ。66-69で迎えた第4クオーター残り3分45秒から、3点シュート2本を含む14点を荒稼ぎ。1試合27点はこの日のチーム最多で、これまでの23点を上回る自身最多得点。「チームとして大きい3連勝で締めくくれた。来週の(アウェー)SR渋谷戦も取りたい」と、年始最初の6、7日の勝利を誓っていた。
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