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北見市内の商店は、コロナ禍で閉店するところが増えていましたが、ここにきて復調の兆しが見えてきました。
その象徴的なものが「北見じまん村」という屋台の集合体です。今後の集客に期待が寄せられています。
「北見じまん村」復活の兆し リニューアルで全店埋まる 道外企業参画「にぎわい取り戻したい」
リニューアルして8店すべてが営業するようになった「北見じまん村」
北見市中心部にある屋台村「北見じまん村」(北5西2)が今秋リニューアルし、コロナ禍で落ち込んだ客足に回復の兆しが見えてきました。店舗は一時3店まで減ったのですが、運営会社「北見じまん村」(北見)が東京都内で飲食店を経営する「フォーシーズンズ」(埼玉県志木市)と業務提携したのを機に、全8店が埋まりました。関係者は「繁華街のにぎわいを取り戻したい」と力を込めています。
屋台村は9月末にリニューアルし、5店が新規開店しました。新たに加わった焼き鳥店「二鳥目(にちょうめ)」の河本洋一店長(35)は「いろんなお客さんが来るので楽しい」と話しています。同じく新顔の「北見おでんとまぐろ」の緑間亮店長(48)は「屋台村に明かりがあると、人が入ってきてくれる」と手応えを感じています。
屋台村は、北見商工会議所青年部が「市中心部ににぎわいをつくろう」と発案。青年部有志が運営会社を設立し、2006年に開設しました。趣旨に賛同した市民らが1株5万円を運営会社に出資し、現在116人が260株を保有しています。
木造平屋の長屋2棟に計8店が入り、1店舗の面積は約15平方メートル。運営会社が店を貸し出し、経験を積んだ店主が独立して繁華街に店を出すなど、飲食業に意欲のある若手を育てる場にもなっていました。
ですが、コロナ禍で客足は遠のき、空き店舗が増えました。直近1年ほどで営業していたのは3店だけだったのです。
フォーシーズンズは都内で飲食店を経営するほか、IT関連の事業を展開すしています。北見市の冬の恒例イベント「北見厳寒の焼き肉まつり」に出店したのをきっかけに、屋台村の苦境を知りました。9月に屋台村の運営会社と業務提携を結び、空き店舗5店を借り受けました。2店を直営、2店を業務委託し、1店を貸し出して営業している際中です。
同社の松浦世裕(としひろ)社長(46)は
「屋台村の役割は、中心部に人を呼び込むこと。かつての活気とにぎわいを、いま一度取り戻せれば」
と意欲を見せています。来年2月の焼き肉まつりには、屋台村から出店する予定です。
「屋台村の役割は、中心部に人を呼び込むこと。かつての活気とにぎわいを、いま一度取り戻せれば」
と意欲を見せています。来年2月の焼き肉まつりには、屋台村から出店する予定です。
運営会社「北見じまん村」の長南進一社長(69)は業務提携について
「北見の飲食店街に新しいノウハウや業態を導入してもらうことで、活性化につなげたい」
と話しています。
「北見の飲食店街に新しいノウハウや業態を導入してもらうことで、活性化につなげたい」
と話しています。
(参考:北海道新聞ニュースエディター)
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