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エスコンフィールドにつながるJRの駅が、球場に近い位置に造られることになりました。
その理由を尋ねています。
北広島BP 球場新駅の位置なぜ変更?
JR北海道が13日、プロ野球北海道日本ハムの新球場を含む「北海道ボールパークFビレッジ」(北広島市)の隣接地に整備する新駅の計画を発表しました。
Q 新たに発表した計画の内容は。
A 新駅の位置を、2019年に公表した整備案に比べて北広島駅側に200メートル移します。新球場から新駅までの移動距離は400メートルから300メートルになります。総工費はJRが今年2月に北広島市に示していた概算額より約3割安い85億~90億円になる見込みです。
Q なぜ総工費を安くできたのですか。
A 新駅の位置を移すことで周辺の歩道や民有地の一部区画を活用することが可能になって用地に余裕ができ、斜面の崩壊を防ぐ「擁壁」の設置も不要になりました。さらに、当初案では新駅に列車を一時的に止める「引き上げ線」を設けて札幌行きの列車を待機させる予定でしたが、新しい計画では引き上げ線の設置を取りやめました。列車が走っている本線で大がかりな工事をする必要がなくなり、一連の計画変更によって工費を抑えることができました。
Q なぜ初めから今の計画にしなかったのですか。
A JRによると、19年に整備案を策定した際は市から新駅の用地が周辺の歩道や民有地と重ならないように求められ、新駅を線路がカーブした位置にせざるを得ませんでした。しかし、その後JRと市が協議する中で歩道や民有地の一部区画を活用するように方針を変え、新駅の位置を線路が直線に近い部分に移せることになりました。また、19年の案のように新駅に引き上げ線を設置した方が混雑する時間に合わせて列車の運行ダイヤを柔軟に組める利点がありますが、新しい計画では工費削減を優先するため、引き上げ線設置をやめて隣の北広島駅から列車を移動させる方式にしました。
Q 今後の動きは。
A 工費を負担する北広島市が10月にも市議会に設計費を計上した補正予算案を提案します。JRは北広島市と正式に合意してから工期が5年ほどでかかるとしていて、早ければ28年にも完成する見通しです。
ファンにとっては球場に近い方が有難いのは確かです。早期の着工・完成が望まれますね。
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