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なまらあちこち北海道|北海道民が熱「行列ができる」2つのチョコ菓子

グルメ

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道外からの観光客だけではなく、北海道民にも人気のお菓子があるのをご存知でしょうか。その人気のチョコ菓子ニュースです。

チョコ菓子

北海道札幌市の大丸札幌店で「 [SNOW] CHEESE」(スノーチーズ)」という店のチョコ菓子に毎朝100人を超える行列ができています。代表商品の「スノーホワイトチーズ」をはじめ全品が、わずか2時間で売り切れる人気ぶりです。

一方、新千歳空港には「SNOWS(スノー)」の「スノーサンド」という別ブランドの人気チョコ菓子があり、こちらも注目を集めています。北海道で今話題の、2つの人気チョコ菓子を探りました。

オープン1時間前から行列が

大丸札幌店に、オープン1時間前の朝9時に到着すると、なんとすでに行列ができていました。その数30人、9時半には80人、10時には150人まで膨れあがったのです。「昨年4月のオープンから毎朝130人ほど、多くて200人、少なくても60人の行列ができます」と店舗スタッフは話します。

行列

もう何度も並んでいる、というリピーターが多く、札幌やその近郊の住民が目立ちます。来店理由の多くは「味が美味しい」と「地元で有名なので、贈ると喜ばれる」。ほかにも、「お正月に帰省する息子のお嫁さんへのプレゼントに」(70代の夫婦)、「彼女と両親へのプレゼント」(20代男性)という声も。この日は、オープンから2時間もたたずに、全商品が売り切れました。

ほとんどの人が、購入上限の7箱を買うので、1000箱以上は売れたことになります。「スノーチーズ」の商品は3種類で、代表商品は「スノーホワイトチーズ」という個包装のお菓子。ミルク風味のクリームをサクサクのラングドシャで巻き、ゴーダチーズとクリームチーズを独自の製法でブレンドしたホワイトチョコをトッピングしています。

スノーチーズ

北海道で著名なチーズ職人が監修

「スノーチーズ」を展開するWoodstockの村山譲治さんによると、北海道はチーズの名産地なので、チーズの可能性を追求したといいます。「プロも納得する味を目指し、私たちが出会った北海道の著名なチーズ職人4名に監修を依頼しています。風味や塩味の加減、開封時の香りにまでアドバイスをもらって完成しました。味には自信があります」と語ります。

人気については、「オープン当日から札幌のテレビ局に取り上げられ、味の高評価や人気ぶりがネットニュースやSNSで広がったこと。また、口コミや札幌駅直結というアクセスのよさも大きいと思います」。

スノーチーズ

チーズとチョコ、という意外な組み合わせも人気の一因なのでしょう。甘さとしょっぱさが対比した菓子は、近年のトレンドでもあるようです。パッケージは「しんしんと降る雪の、記憶に残る美しさ」を表現したそうです。

新千歳空港へ行くと、客室乗務員の女性が「CAの間でも有名ですよ」と教えてくれました。「SNOWS(スノー)」の商品は、新千歳空港で人気が集中しています。売り場には多くの人が訪れ、「奥さんに、完売する前に見つけて即買うように、といわれて急いで来た」という名古屋から訪れた男性や、キャリーバッグをひきながら、まとめ買いする人で賑わっていました。

空港

「スノー」を展開するのは、札幌市の「きのとや」をはじめ、製菓メーカー6社を束ねています。北海道コンフェクトグループです。ブランドは2021年1月にデビュー。常設店はなく、毎年11月ごろから冬の間だけ、新千歳空港内の4カ所に商品が並んでいます。

看板商品の「スノーサンド」は、生チョコをカリッ、としたラングドシャでサンドしたクッキーで、なめらかな生チョコとの対比がいいです。生ホワイトチョコレート&生チョコレートの2種類があります。手作業が伴うため、作れる数に限度があるものの、2022年11月から2023年3月の販売にむけては320万枚を製造し、完売したとのことです。1日に2万枚以上が売れていることになります。

スノーサンド

原料のために自ら牧場を持つというこだわり

「スノー」の特徴は、牛乳へのこだわりです。「自社直営の酪農場で放牧された牛から、冬に採取される、脂肪を蓄えた濃厚なミルクを贅沢に使います」と話すのは北海道コンフェクトグループ 代表取締役の長沼真太郎さん。

長沼さんは、札幌市「きのとや」の創業者、長沼昭夫さんの長男で、北海道生まれ。地元で培ったノウハウやネットワークを生かしてブランドを盛り上げています。

人気の理由をたずねると「私が生まれ育った北海道で、どこよりもお菓子に向き合い、ブランドを作る。その本気度が伝わったのではないかと思います。本物を作る基本は、まず高品質な原材料。私たちは自分たちで牧場を持って、土壌や餌を研究し、牛乳を絞るところから始めています」と、長沼さんは熱く語っていました。

菓子メーカーが自社で放牧酪農場を持つのはめずらしく、長沼さんによれば、日本の酪農全体でも放牧を行うのは1%程度だといいます。スノーの商品には冬の放牧牛乳だけを使うため、冬限定販売となるわけです。

スノーサンド

パッケージには、版画家の大谷一良さんによる作品を起用しました。長沼さん自身がブランドにふさわしい、と直感し、直々に大谷さんの家族に願い出たということです。山の冬景色のデザインが絵本のようで、北海道らしい雰囲気があります。

北海道にある「王道」チョコ菓子

北海道には王道ともいえるチョコ菓子があります。1976年に登場した白い恋人、1968年に日本で初めてホワイトチョコレートを製造・販売したとされる六花亭のチョコレート、1999年頃にはロイズが生チョコブームの火付け役となりました。

「20年ほど、新しい北海道を代表するお菓子が生まれていない。北海道を代表するお菓子ブランドといえば、と真っ先に思い出していただけるようにと、明確に考えています」(スノーの長沼さん)。「おいしいからリピートしています、というお客さまの声をいつまでもいただけるブランドを目指します」(スノーチーズの村山さん)。

似ているので、もう一度まとめると「スノーチーズ」は大丸札幌店に常設店があり、「スノー」は新千歳空港内で冬に販売。どちらも、県外でポップアップ出店すると「なかなか買えない」と話題になるレベルの長い行列ができます。バレンタインシーズンには、両ブランドともに、名古屋、大阪などの百貨店催事に出店予定なので、話題となりそうです。

一過性のブームで終わらない、北海道の菓子を目指す両ブランド。次世代につながる北海道チョコ菓子の王道となるでしょうか。

(参考:au Webポータル)

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