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まるで写真のような絵画。そんな絵を描ける人がいるんですね。留萌高校2年の野村英春さんが2年連続で高評価を受けました。
絵画全国展で連続の高評価 留萌高2年・野村英春さん 愛犬や自身の幼少期を緻密に
留萌高2年で美術部の野村英春さん(16)の絵画作品が道内外で高い評価を受けている。全国高校総合文化祭(総文祭)に2年連続で出品したほか、別の全国公募展では最高賞を受賞した。「大好きな絵で賞をもらえてうれしい」と喜びを語っている。
昨年10月の全道高校美術展・研究大会(道高文連主催)で、約500点から総文祭に推薦される14点の一つに選ばれた。油彩画「MY favorite」は、実家で飼っているボーダーコリーの「そわ花(か)」が、地元増毛町の暑寒別川で泳ぐ姿を題材にした。
愛犬の表情や水の波紋などが緻密に描き込まれ、写真さながらの作品に仕上がっている。野村さんは「特に水の色を作るのが難しく、締め切り直前は徹夜して取り組んだ。すごくプレッシャーがあったが、2年連続で推薦をもらえて光栄です」と振り返る。
また、昨年11月に開かれた第15回美術工芸甲子園(京都伝統工芸産業支援センター主催)では、全国の高校から集まった77点の中で最高賞の大賞に選ばれた。作品「過日」は、母親が撮影した5歳のころの自分がモチーフ。「肌の透明感を出すのにこだわった」と話し、陰影の表現など随所に技術が光る作品だ。
道外の美術大への進学を目指し、試験で必要な油彩の練習に励んでいる野村さん。「画家になる夢をかなえるために、これからも腕を磨きたい」と意気込んでいる。
(参考:北海道新聞ニュースエディター)
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