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なまらあちこち北海道|新庄語録、第2弾「俺の期待に応えてみろ」

スポーツ

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分29 秒です。

前回に続いて「新庄語録」の第2弾です。余裕の会見が多いように思えます。

<新庄語録>「俺の期待に応えてみろって思いましたね」「新庄剛志、大当たり~」

 プロ野球北海道日本ハムの新庄剛志監督が報道陣とのやりとりで残した言葉を約半月分、まとめて紹介する<新庄語録>。今回は5月1~19日の期間です。
 投手陣を中心に固い守りを見せ、粘り強い戦いで上位にいる好調ファイターズ。成長を見せる選手たちに指揮官の言葉からも手応えがうかがえます。(日本ハム取材班)

 「僕のドキドキ感をなくしてもらおうと。自分でなくそうかと思って」

(5月3日、3-0オリックス戦)
 今季初先発で好投していた鈴木健矢投手を六回に1死を取った場面で交代させた。これまで鈴木の傾向として、左打者に「ちょこーん、ちょこーんと」(新庄監督)合わせられた打撃で走者をためた後に長打を打たれるイメージが多かったことから、左打者が続くところで継投策を選択したと明かした。
勝利のハイタッチ後、ファンに手を振る新庄監督=5月3日、京セラドーム大阪(桜田史宏撮影)

勝利のハイタッチ後、ファンに手を振る新庄監督=5月3日、京セラドーム大阪

 

今季初先発で5回1/3を無失点と好投した鈴木。今季は先発から中継ぎまで幅広い役割を担っている=5月3日、京セラドーム大阪(村本典之撮影)

今季初先発で5回1/3を無失点と好投した鈴木。今季は先発から中継ぎまで
幅広い役割を担っている=5月3日、京セラドーム大阪

「今の状態なら何番を打たせても一緒かなと。何も考えずに1番でいかせてみようと思って」

(5月4日、1-3オリックス戦)
 打率0割台と不調に苦しむ清宮幸太郎内野手を1番に起用。犠飛で1打点を挙げるも、3打数無安打に終わった。今季は調子の上がらない選手を1番に起用して、不振脱出のきっかけを与えているが清宮にははまらず。6日に2軍に降格し、復調が待たれる。
七回2死二塁、遊ゴロに倒れベンチに戻る清宮。新庄監督いわく「どっしり感がない」と5月6日に2軍に降格した=5月4日、京セラドーム大阪(村本典之撮影)

七回2死二塁、遊ゴロに倒れベンチに戻る清宮。新庄監督いわく
「どっしり感がない」と5月6日に2軍に降格した=5月4日、京セラドーム大阪

「サインも何も出さないから、『もう好きにやっちゃって~』って。で、好きにやってくれましたよね」

(5月6日、4-9ソフトバンク戦)
 5月6日に1軍に上がってきた野村佑希内野手と今川優馬外野手を首位攻防戦となったこの1戦で先発起用。試合日の午前中に交流サイト(SNS)で発表していた。野村は3安打猛打賞、今川は今季初安打で応えた。
この日1軍に復帰し、即スタメンで二塁打2本を含む3安打の猛打賞を記録した野村。監督の起用に応えた=5月6日、みずほペイペイドーム福岡(井上浩明撮影)

この日1軍に復帰し、即スタメンで二塁打2本を含む3安打の猛打賞を
記録した野村。監督の起用に応えた=5月6日、みずほペイペイドーム福岡

 「ヒロキマジック」

(5月8日)
 前日の試合で、ソフトバンクの小久保裕紀監督は延長十二回無死満塁で周東佑京内野手(東農大網走出)を代打起用し、犠飛でサヨナラ勝ちに導いた。
 新庄監督は翌日の試合前に「周東くんはどこか痛めているの?」とスタメン出場しなかったことについて報道陣に尋ね、打撃の調子が上がっていないと聞かされて「調子が悪くて代打?あそこで?」と驚きつつ、「正解やろ。これが答えでしょ」と采配的中を称賛した。

「よう追いついて、逆転までできる。今シーズンそれが多いんで、もう信頼して。下手な動きをせずにどっしりと構えてられるっていうところはありますね」

(5月10日、6-3ロッテ戦)
 ロッテの佐々木朗希投手に対し、中盤までリードを許す展開も、六回に田宮裕涼捕手の3点二塁打などで一挙に5点を奪って逆転勝ち。選手の成長に手応えを深めた1戦になった。

 「新庄剛志、大当たり~」

(5月11日、3-0ロッテ戦)
 調子を落としていた万波中正外野手を今季初めて1番で起用。積極性を取り戻し、2安打2打点の活躍を見せ、自らの采配的中に上機嫌だった。
七回2死二塁、この日2本目の適時打を右前に放つ万波。直近5試合の打率が1割5厘と不調だったが、新庄監督は1番起用に加え、試合前に「全部強く本塁打を打ちにいく気持ちで、思い切りやって」と背中を押した=5月11日、エスコンフィールド北海道(小川泰弘撮影)

七回2死二塁、この日2本目の適時打を右前に放つ万波。直近5試合の打率が1割5厘と
不調だったが、新庄監督は1番起用に加え、試合前に「全部強く本塁打を打ちにいく
気持ちで、思い切りやって」と背中を押した=5月11日、エスコンフィールド北海道

 「今日は立ちくらみがするので取材を受けられません!」

(5月12日、6-5ロッテ戦)
 九回に2点差をはねのけ、最後はプロ3年目の水野達稀内野手が自身初となるサヨナラ打で劇的勝利を挙げた。試合後は取材には応じず、広報を通じてコメント。選手が活躍した試合では、自分よりも選手たちから話を聞いてほしいという心遣いでコメント対応だけの日もある。
 九回1死満塁、右前にサヨナラ打を放つ水野。粘り強く戦う今季を象徴した試合で殊勲のヒーローは試合後の一丁締めで、「これが今年のファイターズです!」と胸を張った=5月11日、エスコンフィールド北海道(小川泰弘撮影)

 九回1死満塁、右前にサヨナラ打を放つ水野。粘り強く戦う今季を象徴した試合で
殊勲のヒーローは試合後の一丁締めで、「これが今年のファイターズです!」と胸を
張った=5月11日、エスコンフィールド北海道

 「こういう試合をした後の完封負けが、野球では〝あるある〟。どんな方法でも1点を取りにいこうかな。グワチョ(マルティネス捕手)にスクイズさせても」

(5月15日、12-3西武戦)
 19安打12得点で大勝。それでも野球でよく起こりえる〝あるある〟を警戒し、ユーモアを交えながら次戦を見据えた。

 「俺の期待に応えてみろって思いましたね」

(5月17日、1-1ロッテ戦)
 ロッテ先発の佐々木に対し、好相性の細川凌平内野手を5番に抜てき。チャンスを演出する役割ではなく、打点を挙げる役割を求めた。四回2死三塁では二飛で凡退するも、七回は無死二、三塁でレフトへの犠飛で打点を挙げた。
七回無死二、三塁、同点犠飛を放った細川はベンチで仲間に迎えられる=5月17日、ZOZOマリンスタジアム(小田岳史撮影)

七回無死二、三塁、同点犠飛を放った細川はベンチで仲間に
迎えられる=5月17日、ZOZOマリンスタジアム

「まあエスコンだしね。やったります!」

(5月19日、3-4ロッテ戦)
 セットアッパーの河野竜生投手が今季初失点となるサヨナラ本塁打をロッテの岡大海外野手に浴びて敗戦。カードを1分2敗と負け越したが、立て直しを誓った。
 21日からは今季13勝4敗1分と高勝率を誇る本拠地エスコンフィールド北海道でオリックスとの3連戦に臨む。
(参考:北海道新聞メールサービス)

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